ながし読み日誌

文庫で読書。最近はハードボイルドに傾倒気味です。。
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2010.04.07 Wednesday | posted by スポンサードリンク
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陰陽師 鳳凰ノ巻/夢枕獏

評価:
夢枕 獏
文藝春秋
(2000-06)
あっさりしてます
面白い!
早く文庫化になってを楽しみにしているシリーズのひとつです
引き続き陰陽師ランダム再読フェア。豪華に単行本(しかも中古じゃない!帯付きだ!!)で読書です。わたしが単行本にこだわって購入するのは、高村薫と夢枕獏くらいじゃないか。この陰陽師シリーズの単行本は良心的な価格なのも嬉しい。

さて、陰陽師シリーズは、どれが何冊目なのかもうわからなくなってきました。黒川主の話や葉双の逸話さえ押さえておけば、どこから読んでもどこを読んでもまったく問題なしなのが良いですね。この「鳳凰ノ巻」では、「泰山府君祭」「青鬼の背に乗りたる男の譚」「月見草」「漢神道士」「手をひく人」「髑髏譚」「晴明、道満と覆物の中身を占うこと」の7話が収められていますが、どれも妖だったり鬼だったりが関わる話なのに、読後の爽やかなこと。必ずしも哀しい話ではなく、気持ちの良いもの、不思議なものも含まれているからか。↑のAmazonレビューがおおむね好評なのも頷ける。

この巻は道満で始まり道満で終わります。「泰山府君祭」「晴明、道満と覆物の中身を占うこと」が蘆屋道満の関わる作品。道満との力比べの逸話は有名ですが、「泰山府君祭」では、「蘆屋道満は、言うなれば人の心にたかる蟲のようなものさ」という晴明の道満評が印象的。確かに人のつけいる隙を道楽にしているようなもの。しかし、今作だけではなくほかの作品も含めて、改めて読んでみると、道満は晴明の天敵というわけではなくて、お互いの持つ力をよく知っていて、道満の道楽(突き詰めれば道楽なのだろう)に付き合うような不思議な関係であることに気づきました。奥ゆかしい文体で書かれているからか?道満が人の情に心動かされて、結果、本人が苦しむとわかっていても手を貸し、それを晴明はうまく事を収められると知っていて晴明に丸投げするような、それを楽しんだり期待したりするような、そんな不思議な関係でした。決して両者の間には果てしない亀裂や負の感情がないように見える。既読のはずなのに今までそう感じなかったのは、道満にあまり関心がなかったからか。再読してみて新たな発見でした。

気になった作品としては、離縁した女性が鬼と化してしまう「青鬼の背に乗りたる男の譚」、坊主関連の「泰山府君祭」「髑髏譚」、拷問のような苦しみを夢か現か味わう「漢神道士」、意図不明な怪奇現象から始まる「手をひく人」・・・結局すべてじゃないか。一番など決められないけれど、どれも面白い設定の話ばかりでした。道満との術対決の話「晴明、道満と覆物の中身を占うこと」の方がむしろメジャーすぎてぐっと来ない感じ。「髑髏譚」や「手をひく人」のように、本人に落ち度はないのに、怪異に見舞われる話が理不尽で面白いですね。

JUGEMテーマ:読書
2008.11.03 Monday 23:27 | posted by ソラチ
・ 夢枕獏 | permalink | comments(0) | trackbacks(0)

陰陽師 生成り姫/夢枕獏

評価:
夢枕 獏
朝日新聞社
(2000-03)
おもしろい
好き、大好き
著者の「底懐の愛」
急に夢枕獏が読みたくなりまして、陰陽師シリーズをランダムに再読です。この陰陽師シリーズはなぜか単行本で集めているのですが、なぜだか理由は自分でもわかりません。最初に買ったのは文庫だったはずだけど、いつのまにか単行本で揃っていた。そのきっかけはもしかしたら初の長編「生成り姫」がどうしても読みたかったからかも。とはいえ、自宅には4、5冊しかないので、この機に単行本を買い集めながら再読フェアといきますか。まずは、文春ではなくて唯一(かな?)他社から出版されている「生成り姫」から。そういえば文庫は文春で出てましたね。

ネタバレありますので、未読の方は注意です。

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2008.10.29 Wednesday 00:07 | posted by ソラチ
・ 夢枕獏 | permalink | comments(2) | trackbacks(0)
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