ながし読み日誌

文庫で読書。最近はハードボイルドに傾倒気味です。。
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2010.04.07 Wednesday | posted by スポンサードリンク
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暗闇の中で子供/舞城王太郎

評価:
舞城 王太郎
講談社
¥ 1,334
(2001-09)
ゼロ年代最強
嘘によってしか語れない真実もある
これは君に下手な嘘つきの誇張を感じさせないか?

何だこれは・・・。

そんな読後。

前作「煙か土か食い物」に続く奈津川家サーガ。
相変わらずハイスペックな一家ですが、今作は芸術家肌の三郎が主人公。序盤、比較的凡人っぽい感性があるように見えて、共感する所も多かったのだけれど、途中からどんどん奈津川家の一員らしく、普通じゃありませんでした。

相変わらず、猟奇的な殺人事件が発生するけれど、扱いが酷い。あっという間に解決ではケーサツ要りません。どこまでハイスペックなのか。トマス・ハリス風の味付けはそこまで濃くなくても良かったなあ。

少女がバラバラのマネキンをあちこちに埋める事件から始まり、バラバラ殺人事件、連続ハラ切り事件、凄惨な連続殺人事件、複数ある事件が解決してもなお中盤。あれーと思いながら読んでましたが、これは三郎の事件であり、彼自身の問題が解決するまでは、いくら連続事件が解決されても終わりじゃなかった。この結末はあまり予想してませんでした。前作はスピード感があったけれど、今作はゆっくりな感じ。主人公の一人称で語られるスタイルなので当然違いは出てくるけれども、こうがらっと印象が変わるほど書き分けられるのかと感動すら覚えました。汚い言葉は沢山あっても文章が上手いのかあまり気にならず。

前作からちらっと思っていたけれど、この作者、あまり色んなことに執着心がなさそうだ。それとも奈津川家の物語がそういうコンセプトなのかな。文章はかなり好きなので、奈津川家以外の話も読んでみたい。
2006.05.18 Thursday 23:19 | posted by ソラチ
・ 舞城王太郎 | permalink | comments(0) | trackbacks(0)

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2010.04.07 Wednesday 23:19 | posted by スポンサードリンク
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