ながし読み日誌

文庫で読書。最近はハードボイルドに傾倒気味です。。
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2010.04.07 Wednesday | posted by スポンサードリンク
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神の守り人/上橋菜穂子

評価:
上橋 菜穂子
新潮社
¥ 540
(2009-07-28)
今回も素晴らしい!!
重いテーマ
その事情を知って、なお

評価:
上橋 菜穂子
新潮社
¥ 580
(2009-07-28)
バルサの情を感じる
ロタ王国に未来はあるのか
それぞれの決断

読了は8月上旬。久々の守り人シリーズ文庫新刊。今回はロタ王国が舞台です。前作「虚空の旅人」でロタ王国の名前が登場したようなしないような曖昧な記憶なんですが、なかなか大変なお国事情を抱えた舞台設定でした。

神の宿った少女アスラは周囲を切り裂く畏ろしい力を持った。彼女に出会ったバルサとタンダは、損得抜きに彼女を助けるために命をかける。守り人シリーズ第5弾。
読了後の印象として近いのが「夢の守り人」でしょうか。根拠はないんですが、なんとなく。ロタ王国は南と北で貧富の差が激しく分裂寸前。なんとかそれを支えている王家と、国民に虐げられるタルの民、そして呪術師と呼ばれる<猟犬>たち。このような情況でタルの少女に宿ったものは本当に神なのか、悪魔か。バルサとタンダは当然損得抜きに少女を助けますが、少女に近寄る幾人かの人たちがそれぞれの目的を持っていて、最後まで目が離せない。

今回のバルサはとにかく過去のシリーズ以上に傷だらけです。それだけ大変なシーンが多いのですが、その度に大怪我をしているような・・。本当に強いという事は、怪我をしない事ではなく怪我を恐れない事ですか?まあ、スティーブン・セガール演じる最強の料理人“ライバック”みたいに全く苦戦しないヒーローも面白いですが、命をかけてでも守りたい時に盾となって傷つくのもバルサらしいし、リアリティもありますね。

作品の大部分が少女を守っての逃亡劇ですが、逃亡の過程や潜伏方法など、バルサが本領発揮するシーンが幾つもあり、シリーズファンとしては嬉しいところ。また、呉服屋さんのシーンは、ほのぼのとして温まるような素敵なシーン。女主人のマーサのような女性は良いですね。こういう女性が近くにいると自然に背筋が伸びるような感じ。タンダといいマーサといい、バルサの知人・友人は素敵なキャラクターばかりです。

ラストは作品としてはしっかり閉じていましたが、前作「虚空の旅人」と同様に、今後この国がどうなっていくのかが書かれていない。物語の主軸がそこではないからなんですが、王家がどうなってゆくのか気になるので、その点については残念。次回作に旅の噂程度にそっと顛末が書かれるんだろうな、そしてその頃にはもうこの作品の詳細は記憶の彼方なのでしょう、「ロタ王国ってどこ?」みたいな。前作の国名すら覚えていない有様なので、次を読む前にシリーズ一作目から通読する必要がありそうだ。

JUGEMテーマ:Book review
2009.08.17 Monday 18:54 | posted by ソラチ
・ 上橋菜穂子 | permalink | comments(0) | trackbacks(0)

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2010.04.07 Wednesday 18:54 | posted by スポンサードリンク
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