ながし読み日誌

文庫で読書。最近はハードボイルドに傾倒気味です。。
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2010.04.07 Wednesday | posted by スポンサードリンク
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顔のない男/北森鴻

評価:
北森 鴻
文藝春秋
¥ 600
(2003-10-11)
収束する世界
隠された秘密
続きが気になる

7月中に読んだ本は7月中にレビューを書いてしまいたい。と思ったら、今日はもう8月ですね。7月末は急な北森鴻ブームで、積読本を結構消化しました。これも本棚から適当に手に取った一冊。解説やタイトル等から想像していたよりも面白かったです。

公園で全身を骨折した男性の遺体が発見される。被害者は、名前や素性はわかっているのに交友関係や生活の状況がほとんどわからない謎の男性だった。さらに、彼の残したノートに書かれた内容が、新たな事件を浮かびあがらせる。
ノートに書かれている内容を追ううちに、新たな人や事件が明るみに出て、そのひとつひとつが短編となり、やがてひとつに収束する。解説では短編連作集と描かれていましたが、これは長編でしょう。すこしずつ被害者がどういった人間なのかが明かされるにつれ、事件も伸展してゆく。そのスタイルも面白いですし、ミステリは大概のパターンは出尽くしているとは言っても、作品によって個性は全然違うので、たとえどこかでありそうな話だとは思っても、がっかりするような作品ではない。

主人公は二人組の刑事ですが、その先輩と後輩の関係も面白い。じわじわと二人の間で何かがズレてゆく様も面白いですし、後から振り返ると色々思うところはあるけれど、勢いで乗せられて読む方が楽しめるかもしれません。凶器については、もっと早くにわかるだろうと思うんですが。現代の科学捜査ってもっとハイレベルだと思いたい。

ここ最近、北森鴻を何作か続けて読んでいますが、派手な作品はないものの、ハズレもない、結果けっこう満足です。きっと文章が読みやすいんだろうなと思いました。冬狐堂シリーズのような派手で激しい作品も好きですが、単発のミステリも案外悪くない。温め続けている積読本消化が楽しみになりました。

JUGEMテーマ:ミステリ
2009.08.01 Saturday 23:28 | posted by ソラチ
・ 北森鴻 | permalink | comments(0) | trackbacks(0)

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2010.04.07 Wednesday 23:28 | posted by スポンサードリンク
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