ながし読み日誌

文庫で読書。最近はハードボイルドに傾倒気味です。。
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2010.04.07 Wednesday | posted by スポンサードリンク
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支那そば館の謎 裏京都ミステリー/北森鴻

評価:
北森 鴻
光文社
¥ 560
(2006-07-12)
謎解きに地図があると嬉しい
京都の闇にうごめく悪
京都が好きな人はそれなりに

デジャヴ?というくらい何冊か前から、何を読んでも北森鴻を連想してしまうという症状が出始めたので、これは飢えているのだろうと判断し、パッと見7〜8冊はあるだろう北森鴻の未読本の中から軽めな一冊をチョイス。予想通り重くないし、しかも想像以上に面白かった!

後ろ暗い過去を捨て、貧乏寺の寺男として第二の人生を歩き出した有馬次郎。しかし、彼の前には厄介な事件が転がり込んでくる。傍若無人な地方新聞の記者と裏家業から足を洗った男が、たまに和尚の知恵を拝借しつつ事件を解決する連作短編集。
主人公の有馬次郎が、住職の許しを得て事件の捜査に乗り出す際、かつての稼業で学んだ技や人脈をフル稼働させるが、裏の顔に戻った時のハードボイルドさと、寺男として新聞記者や住職、警察官、飲み屋の親父と馴れ合う気安さのギャップが面白いのかもしれないが、ハードボイルドの割合が高くなったらダメかもしれない。だって、主人公が寺や京都にいられなくなるような破滅の可能性もありますし。すべてを見透かすような心の広い住職だったとしても、安穏とした生活が壊れるのを見るのはツライ。この割合だから安心して読めるし、できるならもっともっと日常ミステリでも良いのになあとすら思います。それくらい、寺男の生活や周囲の人間が素敵でうらやましい。

そういえば、紹介文にも書かれていたけれど、登場する料理の美味しそうなこと!鯖の棒寿司は絶対に食べたい!住職の作るうどんも捨てがたいし、居酒屋 十兵衛で出される料理もすべてが美味しそう。北海道にいるのでなかなか道外の食に触れる機会は少ないですし、北海道は素材が良いので、東京出張に行っても美味しいもの食べた記憶がない。けれど、今日とってこんなに美味しそうな料理があるのかと思うくらい、美味しそうに料理が登場するので、それも作品の楽しみ。

舞台となるお寺は京都の“大悲閣千光寺”と言い、実際にあるお寺なんですって。そしてあとがきがそのお寺の住職でした。とても素敵な内容で、一度は訪れたくなるようなあとがきだった。寺巡りは好きなので、本当に機会を作って行きたい。

JUGEMテーマ:ミステリ
2009.07.20 Monday 22:37 | posted by ソラチ
・ 北森鴻 | permalink | comments(0) | trackbacks(0)

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2010.04.07 Wednesday 22:37 | posted by スポンサードリンク
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