ながし読み日誌

文庫で読書。最近はハードボイルドに傾倒気味です。。
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2010.04.07 Wednesday | posted by スポンサードリンク
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マリオネット園―“あかずの扉”研究会首吊塔へ/霧舎巧

評価:
霧舎 巧
講談社
¥ 770
(2005-09)
読んで時間が経つと
題材はいいけど何か物足りないです
マリオネットだけに

引き続き“あかずの扉”研究会シリーズ、霧舎巧の積読本はこれがラストです。シリーズもこれ以降は出ていないんだろうか。書店でよく見かけるのが霧舎学園シリーズ。ラノベ度がどれくらいなのかで読むか先送りにするか迷うところですね。ラノベ<ミステリなら読みたいが。

“あかずの扉”研究会に持ち込まれた難題は死者からの手紙だった。一方、同じ頃に後動悟が行方不明になる。多くの暗号ととっておきの密室を同時に楽しめる、シリーズ4作目。
奇妙な暗号に振り回されるのは、鳴海、カケル、ユイ、大前田そしてゲスト。暗号を解いた先に向かうとさらに暗号が用意されている。映画「ダイ・ハード3」のよう。一方、後動さんが訪れた建物では、監禁された後、変死体が次々と見つかる閉鎖状態での連続殺人事件勃発。前作でもレビューで書いたけれど、塔の内と外で二人の探偵がそれぞれ活躍する、そのスタイルが面白い。

まず、鳴海さんサイドの暗号はミステリファンなら喜ぶ趣向が凝らされている。特に三行詩の暗号はどれだけわかるだろうか。私はわかってせいぜい2つだ。じっくり暗号に取り組むなら、ミステリファンであればすべてわかる人も少なくないでしょう。後動さんサイドは、命に関わるような危機に直面する。閉じ込められた密室空間に現われる死体。生きていても死んでいてもピンチなシチュエーションで、さらに守るべき人もいる。塔の内と外で緊張感も違えば危機感も違う。建物の謎や暗号の謎、不可思議なシチュエーションでの殺人の謎など積み残したまま研究会の面々は合流を果たすのですが。。

犯人は、えーっ、という感じでしたが、それまでの過程がかなり楽しめたので文句なし。シリーズの中では一番面白かったかもしれません。ただし、問題が一つあって、一作目の「ドッペルゲンガー宮」が大いに関わっていて、その作品内に登場したキャラクターの名前だったり、建物の仕様だったりが作中でたまに登場するわけです。そして、1年以上前に読んだ作品の内容を私が覚えているわけがなく。そこだけが残念なポイント。作品が残念なわけではなく、私の記憶力が残念なカンジなんですが。この作品を大いに楽しむには、島田荘司「斜め屋敷の犯罪」、霧舎巧「ドッペルゲンガー宮」を再読する必要があると思いました。時間的にも労力としてもムリですけれど。島田荘司再読熱は定期的にありますので、その際にでも改めて読み直したいところです。読み直したときにはまたこの作品の内容をすっかり忘れていそうだ。

JUGEMテーマ:ミステリ
2009.07.19 Sunday 16:10 | posted by ソラチ
・ 霧舎巧 | permalink | comments(2) | trackbacks(1)

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2010.04.07 Wednesday 16:10 | posted by スポンサードリンク
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Comments
すっかり忘れていたので、わかるとこだけ楽しみました。
トラックバックさせていただきました。
2009/10/26(Mon) posted by 藍色
こんにちは。

途中で読むのを止めると、途端に前後のストーリーがわからなくなり、結構戻っては進み、を繰り返した本だったように思います。ただ、暗号の部分は本当に面白いですね。
2009/10/31(Sat) posted by ソラチ








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