ながし読み日誌

文庫で読書。最近はハードボイルドに傾倒気味です。。
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2010.04.07 Wednesday | posted by スポンサードリンク
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螺鈿迷宮/海堂尊

評価:
海堂 尊
角川グループパブリッシング
(2008-11-22)
タイトルだけじゃないよ、目が回る注意!
氷姫、登場
チームバチスタとナイチンゲールをつなぐストーリー

評価:
海堂 尊
角川グループパブリッシング
(2008-11-22)
目が回る読後感に注意!
どうしても許せない…
「チームバチスタの栄光」事件の爪痕

↑Amazonレビューではおおむね好評のようで。わたしも通勤本として読みました。『ナイチンゲールの沈黙』でそれとなく存在を仄めかされていたのがこの物語なのでしょう。桜宮病院を舞台にした医療ミステリです。バチスタのシリーズの番外編でしょうか。

落ちこぼれの医学生・天馬大吉は、桜宮病院にスパイとして送り込まれる事になる。桜宮病院は、終末医療の画期的な取り組みを行っているが、そこでは、患者の不審死が続いていた。

これまで読んだ病院モノというと、どうしても重い病気や感動系、嫌がおうにも厳しい現実と直面させられるものが多いですが、この作者の作品はそういう重さや苦しさを全面に押し出さないのが良いですね!これまで読んだ3作品ともに実に読みやすい。

天馬大吉が潜入した病院で行われている終末医療に対する姿勢、取り組みは、その方面に疎い私には新しく魅力的な取り組みに見えますが、それのみを良しとする作品だったら辟易としていただろう。その問題点、そして桜宮病院に隠された秘密、目的が次第に明らかになってゆくと、途端にミステリ度、エンタメ度がぐんと増し、読むスピードが上がるわけです。

今回は、ロジカルモンスター・白鳥が登場しますが、主役は彼ではないのでまあ仕方ないかという程度の活躍ぶり。脇役です。代わりに登場した氷姫。これが凄い。どこまでが素でどこまで本気なのか疑いたくなるようなオリジナリティ溢れるキャラクター。治療される側にとってはあの医者とあの看護師は命の危険を感じるほどの恐怖だろう。氷姫は是非本編でもレギュラーとして登場して欲しい愛すべきキャラクターでした。また、桜宮病院の医院長も迫力があって豪快で良いキャラクター。逆転裁判の「蘇る逆転」に登場した大ボスのようだ。こういう人物キライじゃないです。

作品も展開も面白く、キャラクターも良い。文句はないが結末が少し残念。後半、どこか端折られているような性急さで、もう少しゆっくりじっくり描写されても良かったんじゃないかと感じました。小百合の内面だったり小百合自身の描写がもっとあっても良いとか、もう少し読みたかったという印象。あれだけでは結構嫌な印象で終わってしまったので。完成度は高いかもしれないが、もう少し長く読みたかったかも。まあ、次なる作品(しかも本編!)はもう出版されているので、気長に文庫化を待ちますか。読むまでは絶対にあらすじや書評は読まずに楽しみに取っておこう。

JUGEMテーマ:読書
2008.12.21 Sunday 00:01 | posted by ソラチ
・ 海堂尊 | permalink | comments(0) | trackbacks(0)

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2010.04.07 Wednesday 00:01 | posted by スポンサードリンク
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