ながし読み日誌

文庫で読書。最近はハードボイルドに傾倒気味です。。
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2010.04.07 Wednesday | posted by スポンサードリンク
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陰陽師 龍笛ノ巻/夢枕獏

評価:
夢枕 獏
文芸春秋
(2002-01)
漠さん節が全開です。
面白い!
若干軽いが
↑獏さん節って何だ? さわやかな風のような陰陽師・安倍晴明のシリーズ第何弾なのか。序盤の方だった気もしますが。確認するのも面倒なくらいどこから読んでもOKなシリーズです。

今回は、気持ち悪い、恐ろしい、怖い、無残な、など負のキーワードが当てはまる作品が多く収録されています。「怪蛇」「飛仙」は身体の一部が腫れるなど変化をきたし、晴明が呼ばれるもの。「首」は藤原純友の乱の首塚の話で、首だけになった幽霊が、肉を喰わせろと迫って来るもの。とにかく生臭い恐ろしい物語でした。「飛仙」はちょっと変わったオチでしたが。

そんな中、生臭くない二話が平衡を保つかのようにアクセントになっていて「むしめづる姫」は、「太極ノ巻」でも登場した、虫が好きで好きでたまらない露子姫の話。この話に限っては、「太極ノ巻」より先に読んだ方がいいらしことがわかりました。再読だろうに。

ところで、「首」と「呼ぶ声の」は晴明の兄弟子・賀茂保憲が登場します。保憲といえば岡野玲子版の陰陽師では、晴明より力がなく、しかし晴明の力に嫉妬するような人物に書かれていますが(雨乞いの瓜の話が印象的だ)、今作では晴明とは対等に余裕を持って接しているように書かれていました。読者としては、道満よりも保憲よりも晴明が一番力があるんだ!みたいな妙な競争心を持ちたくなりますが、順列がどうこう思うような下世話な視点が恥ずかしいくらい、いちキャラクターとして保憲を書いたところがまた奥ゆかしくて好ましい。保憲が登場する作品は他にあるかもしれないし、これから書かれるのかも知れないので楽しみです。

JUGEMテーマ:読書
2008.11.06 Thursday 00:27 | posted by ソラチ
・ 夢枕獏 | permalink | comments(0) | trackbacks(0)

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2010.04.07 Wednesday 00:27 | posted by スポンサードリンク
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