ながし読み日誌

文庫で読書。最近はハードボイルドに傾倒気味です。。
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2010.04.07 Wednesday | posted by スポンサードリンク
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陰陽師 太極ノ巻/夢枕獏

評価:
夢枕 獏
文芸春秋
(2003-04)
ああ、僕もそこにいられたなら…
マンネリの心地よさ
平安時代の『魔王伝』
amazonレビューの“マンネリの心地よさ”に同感。さて、陰陽師ランダム再読、今回は「太極ノ巻」、相当昔に読んだ記憶があるので、結構古い作品な気がしますよ。

陰陽師シリーズといえば、通っていた女を捨てたために鬼になったとか、ふとした隙をつかれて鬼や怪異に付け入られたみたいな話が印象に残っているのですが、今回は、恐ろしい鬼が出てくるような話よりむしろ、不思議な話が多め。それもまた楽しい。

一話目の「二百六十二匹の黄金虫」は、ある寺で夜に経を読んでいるといつのまにか黄金の虫が集まってきて、やがて消えてしまうという不思議なもの。「棗坊主」も、寺に襤褸をまとった坊主がやってきて、話を聞くと50年も前にその寺に在籍していた坊主だった。「鳳凰ノ巻」でもそうだったが、寺絡みのお話は面白いですね。日本昔話を晴明がバッタバッタと解決してゆくみたいでミステリとしても面白い。そういえば、謎を持ちかけられて解決してゆくと言うこの陰陽師シリーズは、ミステリじゃないか。

印象に残ったのが「東国より上る人、鬼にあうこと」、旅人が鬼に遭ってしまって、つい自分の名前を明かしてしまったことから続く災難を晴明はどう片付けるのか。この旅人は決して悪人に書かれているわけでもなくごく普通の一般人。なのに理不尽に鬼に追いかけられる羽目になる。勧善懲悪とは言えないこういう理不尽さがまた良いですね。運が悪かっただけみたいな。水戸黄門のような勧善懲悪は大好きなんですけど、こういう理不尽さも人の世の常みたいな感じがして惹かれます。

JUGEMテーマ:読書


2008.11.05 Wednesday 19:10 | posted by ソラチ
・ 夢枕獏 | permalink | comments(0) | trackbacks(0)

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2010.04.07 Wednesday 19:10 | posted by スポンサードリンク
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