ながし読み日誌

文庫で読書。最近はハードボイルドに傾倒気味です。。
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2010.04.07 Wednesday | posted by スポンサードリンク
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マジックミラー 新装版/有栖川有栖

評価:
有栖川 有栖
講談社
¥ 730
(2008-04-15)
Amazonおすすめ度:
鉄道ミステリへのオマージュとその乗り越え
文庫化された有栖川有栖の作品で、実は未読だったのが今作「マジックミラー」と「幽霊刑事」「山伏地蔵坊の放浪」の3作。どれも今更感があって手が出せない状態でしたが、新装版を古本屋で見つけて迷わずゲット。新装版って今更なかなか手を出しにくい名作を手に取らせる効果もあるのだな。

表紙を捲って驚いたのが、講談社文庫のあのショッキングピンクの表紙も中にしっかりあるじゃないですか。これはさりげない優しさで嬉しいですね。ちょっと得した気分です。

余呉湖畔にある別荘で女性が殺害される。周囲には人気がなく、夫は福岡、双子の弟は新潟に居てアリバイは完璧。しかし、亡くなった女性をずっと想っていた作家・空知と被害者の妹は、諦め切れずに独自に調査をはじめる。

いわゆる時刻表トリックであることは、各所で掲載される時刻表の図からもわかります。まあ、こういうものは自分でも時間を追って確かめるのがきっと楽しいんでしょうが、時刻表トリックは苦手ですので、そういう楽しみ方はできません。ただ、時刻表トリックが使われる場合、大抵、犯人の目星がついてしまっているので、犯人探しという点での楽しみ方もできない。むむむと思ったところに新しい展開があり、鉄道ミステリだけではない、しかもトリックやミステリ部分以外に、これからどうなってゆくのか、みたいな物語の展開を楽しめる作りになっていました。ありがたい。

読後の印象は、「幻想運河」に近い感じ。トリックも勿論だが、物語性をしっかり書かれていて満足です。「幻想運河」を初めて読んだ時には、有栖川有栖の新しい一面を見た感じだったのですが、こんな昔からそのルーツがあったのですね。もちろん、作家アリスシリーズも学生アリスシリーズも大好きですけれど、思い入れ補正等を除いて見ると、「幻想運河」や今回の「マジックミラー」の方が物語としては好みです。まあ、シリーズものに対する思い入れ補正はそれ以上に大きいんですけど。

JUGEMテーマ:読書
2008.09.04 Thursday 00:11 | posted by ソラチ
・ 有栖川有栖 | permalink | comments(4) | trackbacks(0)

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2010.04.07 Wednesday 00:11 | posted by スポンサードリンク
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Comments
こんばんわ〜★
この作品は、双子トリックあり時刻表トリックありで(時刻表トリックは僕も余り好きじぁないですが)読んでちょっと得した感じになりました。作中で挿入されてた「アリバイ講義」も面白かったです。物語としては、後半の方が良かったですね。じぁ(*^−')ノ
2008/09/04(Thu) posted by いくおちゃん。
あ〜たしかに「幻想運河」になんとなく近いかも 読み合わせが良かったのか、読んだときすごい良いなーとか思った本でした ミステリじたいは、特に驚きはなかったんですが
2008/09/04(Thu) posted by きりり
>いくおちゃん
こんにちは!!アリバイ講義楽しかったですね。わたし読書に頭は使いたくないダメなミステリファンなのでパズルミステリは深く楽しめない方なんですが、アリバイ講義はわりとじっくり読めました。時刻表トリックだけじゃなくて盛り沢山で良かったですよね。
2008/09/05(Fri) posted by ソラチ
>きりりさん
ミステリ本編より作品の雰囲気やエンタメ度が好みでした。この作品と「幻想運河」くらいしかそういう有栖川作品はないように思うんですが、未読作品でもしかしたらあるのかもしれない。それだけでも次が読みたい吸引力になりますねー。
2008/09/05(Fri) posted by ソラチ








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