ながし読み日誌

文庫で読書。最近はハードボイルドに傾倒気味です。。
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2010.04.07 Wednesday | posted by スポンサードリンク
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きみとぼくが壊した世界/西尾維新

評価:
西尾 維新
講談社
¥ 840
(2008-07-08)
今更ながら…
一風変わった作品
ミステリ
読むのが遅くなってしまいました。レビューもさらに遅くなってしまいました。時間的には島田荘司「漱石と倫敦〜」読了直後に手に取ったので偶然ホームズ繋がりで歓喜。ベーカー街のくだりだけでもかなりテンション上がりました。

病院坂黒猫と櫃内様刻は、高校卒業を目前にした受験真っ盛りにロンドン旅行を決行する。その目的は、読んだら死ぬという呪いの本に関するミステリだった。言わずもがな「世界シリーズ」第3弾!前作からそれほど時間が経ってないので、化物語のシリーズと並ぶ、今熱いシリーズです。

冒頭からやられた。やっぱり、文章が面白いってスバラシイ。特筆すべきは様刻の旅行スタイル。海外旅行って何ですか?みたいな。そのスタイルに関する細かな描写や演出や恨み辛みが冒頭には延々と語られるんですが、素直に笑います。あれはナイ。

快調な滑り出しで、ロンドン観光しつつ、呪いの本の内容についても小出しにしつつ、章毎にミステリを提示しつつ、さらにネタバレしてもいい程度のものだがやはりネタバレになるのであまり言いたくない様式が章ごとに取られている。このスタイルはあまり好きじゃないんですが、提示されるミステリの面白さと文章の面白さでカバー。飽きない作りになっていて十分満足です。

語らずにいられないのがもちろんベーカー街221Bの観光のくだりですよ!!病院坂黒猫は常にクールな探偵役というポジションですが、あのホームズの前では誰でも下僕・・みたいな。それはもう語るのが惜しいくらいのはしゃぎっぷり、その一挙手一投足が一般人から見るならきっと変態もしくは頭のおかしい人に見えるだろう。しかし、もしあの場所に立ったらわたしも同じくらいおかしなテンションで奇行に走るかもしれない。絶対冷静では居られない。ホームズを愛する人間の喜びと興奮の絶頂を、冷静な一般人の視点で語られるこの章が何より良かった。

ベーカー街以外には、蝋人形館、大英博物館、ロンドン・アイ、ミュージカル鑑賞など様々な人気観光スポットが描かれていて、その光景を彼が一喜一憂し巡るのも良いのですが、途中で提示される事件だったり謎もそれなりに魅力的でしたので不満はない。ただ、ミステリ部分より彼らの日常部分の方が面白く読めたので、ミステリファンよりはむしろ西尾維新ファンにはオススメな一作。続編もあるそうなので楽しみです。

JUGEMテーマ:読書
2008.09.06 Saturday 10:08 | posted by ソラチ
・ 西尾維新 | permalink | comments(2) | trackbacks(0)

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2010.04.07 Wednesday 10:08 | posted by スポンサードリンク
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Comments
ソラチさんこんにちは〜。
ソラチさんの仰る「西尾維新ファンにはオススメな一作」に納得です。あとは「ホームズと聞いて正気でいられなくなる人にはオススメな一作」でしょうか?私も行きたいベイカーストリート!!
キャラクタがころころと入れ替わりますが、やっぱり病院坂と様刻の掛け合いが好きでした。続編、楽しみですね〜。
2008/09/07(Sun) posted by まじょ。
こんにちは!!まじょ。さん
ベイカーストリート、ファンだったら正気じゃあ要られないですよね!本当に階段数えてキャーッみたいなリアクションが目に浮かぶようで。
前作読んでから結構経っていたので、病院坂と様刻くん、こんなに良いコンビだったかと再認識。とくに様刻くんは今回かなり飛ばしていていい感じでした。客観的に観察されるととんでもないキャラクターで次回作が楽しみです!登場するかどうかはわからないですが。
2008/09/09(Tue) posted by ソラチ








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