ながし読み日誌

文庫で読書。最近はハードボイルドに傾倒気味です。。
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2010.04.07 Wednesday | posted by スポンサードリンク
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孔雀狂想曲/北森鴻

評価:
北森 鴻
集英社
¥ 540
(2005-01)
キャラ設定が絶妙。
ぜひ続編を!
骨董詐欺
これは予想以上に面白かった。例えば、北村薫の円紫さんと私シリーズを初めて読んだ時のようなハマりっぷり。買ってよかった、集英社ナツイチで紹介されていた一冊。

主人公は骨董屋「雅蘭堂」の店主。少女が万引きしようとしたZIPPOにはある思い出、記憶、謎が隠されていた「ベトナム ジッポー・1967」、大量のジャンクカメラにまつわる事件「ジャンクカメラ・キッズ」、競りで登場した古九谷焼は本物かニセモノか「古九谷焼幻化」、女性実業家であった叔母が遺したガラス細工に込められた意味は?「キリコ・キリコ」、幻の絵画を追う「幻・風景」、根付け職人の挑戦「根付け供養」、競り市で落としそびれたビスク・ドールが大きな事件へ発展する「人形転生」の全8話。短編連作です。

最初の話が少しだけ重いので、どうだろうとは思っていましたが、尻上がりに面白くなってゆくカンジ。骨董屋が主人公でこれほどまでバラエティに富んだ作品ができるのかと感じました。最近読んだ稲見一良「猟犬探偵」シリーズのような、猟犬探偵というジャンルでどれだけ楽しませて貰えるのか、普段あまり身近ではない職業、世界に魅せられる、実に楽しい読書でした。

特に気に入った作品としては「根付け供養」。贋作作家の挑戦なんですが、彼の心情、挑戦は勿論、好事家の粋な計らい、骨董屋のポジションどれも良かった。古さだったり時代に関係なく良いものは良いのだ。芸術作品または職人の手による作品に対しての敬意だったり、古いものにこそ価値があるという相場の流れだったり価値基準に釘を差すような話。文句なしに素敵でした。

また、アルバイトの女の子、商売敵、商売仲間など魅力的なキャラクターも多くいて、ぜひぜひ続編が読みたい!!読了後にそんな強い衝動に駆られて読んだ解説も素晴らしいものでした。何がすばらしいかって北森鴻の作品にはどういうシリーズがあり、各シリーズの簡単な説明や、他のシリーズに他のシリーズのキャラクターが登場しているなどの情報も書かれていて、今まさに北森鴻のファンとなった私にとっては一番欲しい情報が書かれていました。くそう。嬉しい。ただ、この“雅蘭堂シリーズ”はまだこの一冊のみらしい。けれど別シリーズにも登場しているなら別シリーズも読むしかないでしょう。
2007.08.20 Monday 08:55 | posted by ソラチ
・ 北森鴻 | permalink | comments(0) | trackbacks(0)

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2010.04.07 Wednesday 08:55 | posted by スポンサードリンク
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