ながし読み日誌

文庫で読書。最近はハードボイルドに傾倒気味です。。
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2010.04.07 Wednesday | posted by スポンサードリンク
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グラスホッパー/伊坂幸太郎

評価:
伊坂 幸太郎
角川書店
¥ 620
(2007-06)
ファンになりました
主人公に思う
読みやすく、不思議なキャラ達だった。
文庫新刊なのになぜ商品画像がないのか、amazon。非常に不満ですが作品自体はとても面白い。伊坂幸太郎の既読作品の中では一番好きです。

亡き妻の復讐相手を目の前で殺害された「鈴木」は復讐を横取りした犯人「押し屋」を追う。自殺専門の殺し屋・鯨は、死者の幻影を清算するため、そしてナイフ使いの殺し屋・蝉は興味半分と自由を求めてそれぞれ「押し屋」を追う。「鈴木」「鯨」「蝉」3人の視点から語られる伊坂版ハードボイルド。

わたしハードボイルド好きなので、個人的には「アヒルと鴨〜」より好きです。この作品には様々な職業の人間が出てきて、皆が追うのは「押し屋」と呼ばれる殺し屋。押し屋を追ったはずの鈴木が会ったのは不思議で魅力的な一家。そこで交わされる会話は伊坂幸太郎ならではの言葉の数々でした。自分はこう思うんだ、という考え方だったり、ちょっとしたエピソードだったりが伊坂作品はすごく面白い。今回の場合は鈴木の妻との出会いや彼女の発した言葉がとても魅力的でした。

「鈴木」「鯨」「蝉」の中で一番惹きつけられたのが人殺しを否定する鯨。「俺が会う奴が、勝手に死んでいくだけだ」うは。かっこいい・・。帯のコピーに「伊坂幸太郎、最大の問題作にして 最強傑作登場!」と書かれてましたが、最強傑作ってなんでしょーね。この“問題作”なのは、鯨や蝉のような殺し屋をかっこよく書いているからなんだろうか。それともこれまでの伊坂幸太郎が書いてきたポップでオシャレな作風とのギャップなのか? 3人目の「蝉」は依頼されれば老若男女問わずに殺す殺し屋。非常に若く、西尾維新が生み出した零崎人識くんのような軽快さを持ち、ファンが出来そうな魅力的なキャラクター。こっちこそ問題な気がするけれど、この彼の思考はいろいろ予想外で面白い。

作品の中でまた伊坂幸太郎のデビュー作をほのめかすくだりがありましたが、出版社違うのになあ。もしかして他作品とのリンクとか楽しめる作家なのでしょうか。案山子の話とのリンクはこれまで気づいたのが2、3作品くらいなのでもっと探せば色んなリンクがあるのかな。

ともあれ、夏の文庫フェア第一弾の伊坂幸太郎はかなりの当たりでした。好き嫌いはあるのかもしれないけれど、エンターテイメントを求める人にはオススメの一冊。
2007.07.17 Tuesday 11:47 | posted by ソラチ
・ 伊坂幸太郎 | permalink | comments(2) | trackbacks(2)

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2010.04.07 Wednesday 11:47 | posted by スポンサードリンク
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Comments
ミーハー蝉ファンその1です 蝉大好きですよ〜 そうか西尾維新とは考えませんでした でも一番好きなのは子供らの会話ですね それにやられました
けっこう賛否両論な作品で、伊坂作品に優しさ系を求める人が多いから好きじゃない人もいるんでしょうね
関係ないけどTB... 何故スタッフに体洗ってもらうんでしょう?アクセスしないけど
2007/07/17(Tue) posted by きりり
蝉と雇用主の会話が好きでした〜。私はダウン系の鯨が好みでしたが、子供たちと鈴木の話が良かった。伊坂作品に優しさかあ、なんとなくわかる気もしますが、こういう話の方が好きかな。ラッシュライフの泥棒にもかなり魅せられましたし。

TB酷いですねー。意味もわからないですし。まるごと削除してますが、キーワード等で自動削除してくれないのかなあ。
2007/07/17(Tue) posted by ソラチ








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グラスホッパー / 伊坂幸太郎
妻を殺した男に復讐を誓う元中学校教師、鈴木 上司の命令だけで動く自分に疑問を持つナイフ専門の殺し屋、蝉 自殺専門の殺し屋だが、自責の...
| 電車で二時間 読書日記 | 2008/11/26 3:12 AM |
軽妙な殺し屋物語
小説「グラスホッパー」を読みました。 著者は 伊坂 幸太郎 殺し屋たちの追いかけっこ 伊坂ワールドなエンタメな作品 「グラスホッパー」はマンガ版で読んだことありましたが やはり 映像的だなぁと テンポよく 進んでいて飽きませんね こんなアクションな伊坂作品
| 笑う学生の生活 | 2011/02/06 6:58 PM |
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