ながし読み日誌

文庫で読書。最近はハードボイルドに傾倒気味です。。
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2010.04.07 Wednesday | posted by スポンサードリンク
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後宮小説/酒見 賢一

評価:
酒見 賢一
新潮社
¥ 500
(1993-04)
とりあえず読んでみて〜!!
清清しい大嘘ツキ
モチーフではなくてテーマがファンタジー
まじょさんのブログで紹介されていて、そういえば読んだ事があるかも・・と思い出しました。例のごとく内容はすっかり忘れてましたが昔友人に借りて読んだ、その友人に再度借りての読書です。ただ、アニメ化されていたのは知らなかったー。公式サイトを見る限り結構昔のアニメらしい。読書でしか知らなかったので今回初めて公式サイトでイラストを見て、ちょっとイメージが違ってびっくりでした。

時代も国もわからないけれど素乾国というおそらく架空の国(中国っぽいイメージ)で、皇帝が変わる新しい時代。後宮の宮女として集められた銀河が主人公。田舎の出で真っ直ぐな銀河が若き皇帝と出会い、宮女としての教育を受け、やがて国を揺るがす乱に翻弄される彼女の生き様を描いた作品です。

元来ファンタジーというと、ゲームのRPGでよく利用されるような、あからさまな架空の世界が舞台だったりしますが、この作品に至っては素乾国という国が本当に実在していたかのように描かれてますし“科挙”みたいな言葉も普通に使われてませんし、某大陸をやすやすとイメージできてその分リアリティがあるのです。解説で矢川澄子さんが書かれていたように「シンデレラと三国志と金瓶梅とラスト・エンペラーの魅力を併せ持つ」作品です。金瓶梅はよく知らないですが。

さて、まずは銀河が宮女としての教育を受け皇帝に会うまでの過程は、生々しくもなく、難しすぎもせずわりとすんなり読めます。ただこれをアニメでどう描くんだ??という疑問はありましたが、それは難易度高そうだ。後宮哲学のようなものも面白いですし。そして皇帝に仕え乱が起きてからは、事象を追うだけでもドラマチック。しかし、まるで歴史書を読んでいるような客観的な文体がドラマ部分をぎりぎりまで抑えている感じがしてドカンと感動の嵐という風ではなかった。これは大昔に一度読んだ時にも感じた事で、もっともっとドラマチックに描くこともできたんだろうにと思います。他のブログや書評を見るとアニメを見て読むと読後の印象が本当に違うっぽい。やはりアニメとの相乗効果が大きいのかな。ライバルとして一緒に教育を受けてきたセシャーミンや紅葉が一緒に戦ったり味方になったりそういう部分をもう少し厚く読みたかった。やはり時代小説はドラマチックに読みたいものでその辺りが残念でした。でも面白いや。
2007.04.20 Friday 13:29 | posted by ソラチ
★さ行の作家 | permalink | comments(2) | trackbacks(0)

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2010.04.07 Wednesday 13:29 | posted by スポンサードリンク
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Comments
アニメ是非見てみてください!!
アニメと原作は、お互いの足りない部分をちょうど良く補い合って、ふたつでひとつの傑作に出来上がってます。
物足りなさを感じるラストも、アニメではドラマティックに描かれていて、満足の一品。イラストは確かにイメージと違うかも…どことなくジ○リを思い出させる作りです。
かくいう私もここ数年、見ていなかったりするのですが…DVD買おうか本気で迷ってます。
2007/04/21(Sat) posted by まじょ。
こちらからご挨拶に伺おうと思ってたんですが、なぜか昨日トラバもコメントもできなうて。。むむ。やっぱりアニメとあわせて傑作なんですね。他の書評サイトさんでも絶賛されているのが多いので、それには絶対理由があるはずだとは思っていたのですが。レンタルされていないみたいなのでAmazonで買おうかとても悩みます。とても見たい。。
2007/04/21(Sat) posted by ソラチ








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