ながし読み日誌

文庫で読書。最近はハードボイルドに傾倒気味です。。
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2010.04.07 Wednesday | posted by スポンサードリンク
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あかんべえ/宮部みゆき

評価:
宮部 みゆき
新潮社
¥ 540
(2006-12)
すっかり惹きこまれます
亡者の倫理
宮部みゆきお得意の歴史小説サスペンス

評価:
宮部 みゆき
新潮社
¥ 540
(2006-12)
急加速
宮部みゆきワールドここにあり
亡者はそれを見る人の心を映す

相変わらず面白い!! やはり宮部時代モノは別ジャンルですね。霊験お初シリーズを彷彿とさせるような幽霊モノの時代小説ですが、主人公は12歳の娘おりん。両親が念願の小料理屋を出すことになり引っ越した新しいお店は幽霊が5人の幽霊が住むとんでもない場所だった。せっかくのお客様を迎えた宴席で幽霊が大暴れ。ひょんなことから幽霊が見え、コミュニケーションが取れるようになったおりんは、幽霊たちが迷う謎を追う。

5人の幽霊が迷いこの世に留まっている謎を追うのがメインテーマですが、惨憺たる門出となった小料理屋「ふね屋」がどうなってゆくのかも見所です。霊験お初シリーズでは、お初が腹を据えて真っ向から闘いますが、なにぶん今作のおりんは小さいので、戦うというよりも頑張って見守ることがせいぜい。終盤まで本当にふね屋は大丈夫なのかとハラハラさせられます。

どうしておりんには幽霊が見えるようになったのかという事情も、他の人に幽霊が見える論理も、考えてみたことはなかったけど言われてみればなるほどと思える内容で、決して眉唾モノではない。また、おりんの周りの大人たちも実に人間らしく、決して奇麗事として書かれていない点がすばらしい。例えば両親や、出来た人間のはずのおばあちゃんですらも心に闇があり、それをしっかり書き上げている。小さい子供から見た両親は正しいことしか言わず完璧な大人の見本に見えることがままあるが、それをそういう風に書かない凄さがこの作品にはありました。おりんの周りにいる生きている人間はおりんを子供として見ているので、子供に対する接し方しかしない。本当の事を教えてくれない。しかし、幽霊は実際にあった怖い事件、現実を事実を教えてくれる。幽霊を味方に展開する時代ファンタジーです。作品の冒頭で出会ったおじいさんのオチも素敵だ。やはり宮部時代物は傑作です。ハズレなし。
2007.03.29 Thursday 22:56 | posted by ソラチ
・ 宮部みゆき | permalink | comments(4) | trackbacks(1)

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2010.04.07 Wednesday 22:56 | posted by スポンサードリンク
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Comments
こんにちは。はじめまして!ブログ村検索で伺いました。
前の記事にすいません、TBも失礼致します\(^o^)/

>奇麗事として書かれていない点がすばらしい
子どもは気持ちがキレイでお化けが見えるってよく言いますけど、大人は色々考えてしまうからだめですね(笑)

ホラー・ミステリーって殺人などでドロドロってイメージだったんですが、爽やかに読了できた感じがしました。
では、どうもお初に失礼いたしました!!
2007/05/19(Sat) posted by せりざわはな
はじめまして!!
そういえばこれってホラーミステリなんですね。ホラーってイメージがあまりしないです。
宮部みゆきさんの時代小説は本当に好きなんです。特にこれは子供目線なのにあまりにも厳しい現実をしっかり見つめていてそこが素敵だと思いました。
宮部作品はあまり読んでないんですが、またいらしてください〜。
2007/05/20(Sun) posted by ソラチ
あかんべえ読みました。確かにあかんべえは宮部さん流のオチだと思いました。途中で誰がどのお化けが見えどのお化けが見えないかこんがりそうになりましたが最後はこうゆうことだったのかと。お化け物は漫画にしたらコミカルすぎる話ですが小説だと何か味わいありますね。小劇場でこれやったら面白いかな。最近震える岩や天狗風も読んで超能力少女ものが続きましたがこれはこれで面白かったです
2008/11/13(Thu) posted by 福田浩司賞味大臣
はじめまして。確かに、漫画やアニメーションよりは小説の方が楽しめる気がしますね、この作品は。霊験お初のシリーズは漫画にもなっていましたが、映像化しても楽しいだろうなあと思います。宮部時代モノはやはりいいですよね。
2008/11/13(Thu) posted by ソラチ








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あかんべえ − 亡者が見える少女 −
 宮部みゆきは、やはり時代ものの方がいい。今回読んだのは、「あかんべえ」。亡者の見える12歳の女の子が主人公の、江戸・深川を舞台にしたホラーミステリーである。 主人公は、料理屋・「ふね屋」の一人娘であるありん。臨死体験をして以来、亡者の見える体質にな
| 読書と時折の旅 (風と雲の郷本館) | 2008/07/09 10:33 PM |
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