ながし読み日誌

文庫で読書。最近はハードボイルドに傾倒気味です。。
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2010.04.07 Wednesday | posted by スポンサードリンク
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ねこのばば/畠中恵

評価:
畠中 恵
新潮社
¥ 500
(2006-11)
今回は佐助の過去が
一太郎はコンサルタント向き!?
ミステリ的色彩がより濃厚に

柴田ゆうさんのステキ表紙が目印のしゃばけシリーズ第3弾。待望の文庫化です。本当に待ってました。病弱な若だんなと過保護な妖怪たちの探偵譚。今回は5話からなる短編集でした。

病弱なはずの若だんながなぜか絶好調でご飯をおかわりする変貌ぶりの「茶巾たまご」。あるお店のお嬢さんの死の謎と若だんなの好調の謎。絶好調なだけに外出して自ら探偵を試みます。若だんなが元気だったら結構アクティブなんだろうな、みたいな夢のようなお話。結局、躰が弱い事には変わりないんですが。ただ、お店を支えるための方法としてお嬢さんが考えた手段はもっともでしたが、当時そこまで考えが及んでいたのかはちょっと謎でした。併せ売りとか広告って非常に最近の商売感覚な気がしていたので。広告のルーツを辿ってみるのも面白いかも。

2話目「花かんざし」は、普通の人には見えないはずの家鳴を、むんずと掴んで放さない女の子・於りんちゃんの物語。言葉少なな於りんちゃんのキャラクターがすごくいい。迷子の於りんちゃんが「家に帰ったら殺される」と言い、於りんちゃんに肩入れしてしまった若だんなが彼女を助けるために奔走します。今回の短編集では若だんな、結構アクティブのようです。

3話目は表題作の「ねこのばば」、寺の松の木に色とりどりの巾着がぶらさがっているミステリー。妖怪退治で有名な寺に捕らわれた猫又を助け出しに行く若だんなは、猫又救出の条件にその謎を解く事になってしまいました。「茶巾たまご」もそうでしたけど、今回は、人を殺すと言う事、殺人者の気持ちなどがメインに書かれている気がします。

そして佐助のお話「産土」は、ドキドキすること請け合い。ご主人様目を覚まして、若だんな頑張って、誰か長崎屋を助けてー、仁吉は何をしてるの!!みたいな悲鳴を上げながら読んでましたけど。トリックよりもここに登場する妖怪が恐ろしいですね。カンの良い方なら途中でお話自体のトリックはわかるのでしょうが、私は始終ドキドキでした。もう。

最後は「たまやたまや」は、振って沸いたような三春屋のお春ちゃんの結婚話。その相手を見極めるべく若だんなは共も連れずにこっそり外出します。結婚相手とされる人の噂話を集めて、当の本人を追いかけているうちに侍に殴られ捕らえられてしまいます。アクションな上に監禁ですか!!本当に今作は始終アクティブな若だんな。こんな冒険してしまったら手代二人に怒られること必至です。しかも侍たちは若だんな達を殺害する気満々。これも結構ドキドキして読めますが、やっぱり最後はほんのり感動と若だんなの成長記録を見るような優しい話でした。
2006.12.05 Tuesday 08:02 | posted by ソラチ
・ 畠中恵 | permalink | comments(0) | trackbacks(0)

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2010.04.07 Wednesday 08:02 | posted by スポンサードリンク
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