ながし読み日誌

文庫で読書。最近はハードボイルドに傾倒気味です。。
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2010.04.07 Wednesday | posted by スポンサードリンク
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鉄鼠の檻/京極夏彦

評価:
京極 夏彦
講談社
¥ 1,617
(1996-01)
面白すぎて読むのをやめられない。「京極猿、京極狂い」と呼ばれても良い。俺は読みたいんだ!
これが最高傑作かも
禅寺という結界の中での連続殺人

再読です、再読。今回は坊主30人の憑き物落とし。

よその書評では、酷いものでは「失敗作」とまで書かれていますが、京極作品の中ではかなり好きです。どんな話か知っていてもなお再読して面白い。確かにラストの演出は派手だけれども。

私はこれまで「悟り」というものが、海岸沿いの洞窟でひとりで修行していてある日突然どーんと口の中に大日如来が飛び込んでくるようなありえないイメージをしていたので(つまり一生かかっても到達できない境地と心得ていた)、今作で語られる「悟り」の概念が新鮮で、禅、ひいては仏教の面白さに圧倒的に魅せられました。文中で登場した公案が面白く、坊さんの説教を聴きたくなります。

ただ、鉄鼠を読んだ他の人も指摘していたけれど、夜坐で慈行が常信に気づかなかったのはおかしい、という関口君の指摘に対して京極堂が「本当に気づかなかったと思うよ」みたいなセリフを吐きますが、その意味がわかりません。なぜ本当に気づかなかったと思うのか。

鉄鼠を再読して、円覚丹をはじめ和田慈行、小坂了稔など他作品にリンクしいる、リンクしてゆくものが多く、他の作品を読み返したくなります。

ところで。坊さんたちが作品の中で「慈行さん」とか「祐賢さん」みたいに普通にファーストネームで呼ばれているのが気になる。そして初読では気づかなかったが、古書鑑定に遠征した京極堂が憑き物落としの衣装を持ってきていたのに驚き。商売道具だから持ち歩くのか。
2006.03.14 Tuesday 07:50 | posted by ソラチ
・ 京極夏彦 | permalink | comments(4) | trackbacks(1)

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2010.04.07 Wednesday 07:50 | posted by スポンサードリンク
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Comments
一年以上経ってコメントするのも何だかなと思ったのですが(笑)慈行さんのことについて私的見解をお話したいなと思いました。

私は慈行さんは目が見えない、又は非常に不自由だったのではないかと思います。
勿論確実に見えているかの如き動作ですが、榎木津が彼を見て「からっぽだ」と言ったのは仏道どうのこうのよりも恐らく本当に何も見えなかったのではないでしょうか?

そう考えるととても切なく辛くなりますが・・・。
ちなみに私はこの本が大好きです。
2007/08/13(Mon) posted by 水無月小町
こんにちは。私も鉄鼠の檻は大好きです。ただ、未だにしっかり読めてないのかも・・と思う事があって定期的に読み返しているのです。目が不自由だったのでは、と考えた事はありませんでしたので、もう一度読みたくなってきました。鉄鼠は読む度に発見があって、何度も読みたい作品です。
2007/08/14(Tue) posted by ソラチ
前回は挨拶を忘れてしまってすみません!
改めて…初めまして、こんにちわ。

按摩の尾島氏が実は伏線だったのでは‥と思って考えてみたことなので、改めて読んでみてソラチさんの見解を聞かせてもらえたら嬉しいです☆
楽しみにしています。
2007/08/17(Fri) posted by 水無月小町
はい。ぜひ時間を見つけて読みたいです。わたしは本を読み飛ばす癖があって、なかなかじっくり読む事ができないのですが・・京極作品は話が別です!!実際どうなんだろうと読み返したいんですが、あの厚さはハードル高いですね。相当のエネルギーを費やす覚悟と時間が出来てからじっくり読みたいと思います。
2007/08/23(Thu) posted by ソラチ








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文庫版 鉄鼠の檻 |京極 夏彦
ひたすら大海原を一人遠泳をしているかのように長い。京極作品はレンガ本として有名だが、この第4弾に至ってよりレンガ化が激しくなる。初めは長くて全く彼岸が見えなかったが、長く深いのは実は京極作品自身の『檻』の性だ、と読了寸前に気がついた。恐るべき作家であ
| ミステリー倶楽部 | 2007/02/17 3:51 PM |
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