ながし読み日誌

文庫で読書。最近はハードボイルドに傾倒気味です。。
favorite recent entries 2009

スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

2010.04.07 Wednesday | posted by スポンサードリンク
- | permalink | - | -

邪魅の雫/京極夏彦

評価:
京極 夏彦
講談社
¥ 1,680
(2006-09-27)
正統派ミステリ小説。連鎖殺人事件
榎さん。
このシリーズが読めるだけで幸せ

待ちに待った大磯事件です。
仕事で忙殺されている中でのちまちま読みでしたので、いまいち読破感が・・・。やはり京極夏彦は一気読みでなければ駄目です。
予約したらついてくるという噂のオマケ「京極夏彦全作品解説書」は、ファンなら既知の内容だろうから別にいいやと予約をせずに購入したらフツーに貰えました。ラッキー。まだ読んでいませんが。
さて。3年ぶりの本書。
ページ数は800強と文句なし。
事件も6人に及ぶ連続殺人と規模も大きくいい感じ。

事件の概要としては、江戸川・大磯・平塚で発生した毒殺事件。被害者は女学生、サラリーマン、若い女性で被害者同士の共通項はなし。がなぜか連続事件として扱われる。次々に発生する事件の共通項は死因である毒薬の特殊性だった。

作品前半は事件関係者それぞれの語りが比較的多く、なかなか読みにくい印象。ひとりふたりの内面が語られるのは別にいいけれど、3人、4人と増えてくると誰が誰なんだかもう。ただ、前作までのレギュラー、準レギュラーが多数登場しているのでファンには嬉しい限り。しかし、ちょっとサービスし過ぎか。多いです。

今回は榎木津礼二郎の事件です。彼の見合い相手ばかりが亡くなったり不幸な目に遭うというネタも面白し。事件の輪郭や真犯人、その目的は比較的早い段階でわかるが、やっぱりわかってもなお面白かったかな。京極堂登場まで光り輝いていたのは青木君。随分と有能に書かれています。そして関口君。ファンの期待に応えんばかりの敗者っぷり。しかし、印象に一番強く残ったのは関口君の鞄の話。あれは良かった。京極堂みたいだった。前作の陰摩羅鬼はなんだか微妙な感じでしたが、今作はわりと満足です。座敷で語られる薀蓄の内容・書評に関する話は大いに共感できるとはいえ、もっと別のネタが良かったなあ。そういえば公安の人間として有能そうな郷島サンという人が出てきました。ラストシーンを見ると、彼の目的は達せられなかったようだけれど、京極堂の敵なのか味方なのか判断が難しいところ。そして、シリーズで一番好きな木場の旦那。ちょっと登場とはいえ、大方の予想通り事件には関与してこない。これ以上の降格は厳しいから仕方なしか。

次回作は「<ぬえ>の碑」らしいですよ。ぬえは変換できないんでひらがなで。次こそは木場修を・・。
2006.10.03 Tuesday 16:45 | posted by ソラチ
・ 京極夏彦 | permalink | comments(10) | trackbacks(6)

スポンサーサイト

2010.04.07 Wednesday 16:45 | posted by スポンサードリンク
- | permalink | - | -
<< ガダラの豚/中島らも | main | 月館の殺人/佐々木倫子、綾辻行人 >>
Comments
うぉ〜鞄!!私も鞄のとこが唯一印象に残ったとこですよ
私は先程読了 いや〜長かった〜 読むリズムが取れませんよね 2/3位までどうしよう この本..とか思いました 榎木津が出てからホッとした感が
2006/10/04(Wed) posted by きりり
おお。読了されたのですね。お疲れさまでした。関口君の鞄の話は、まるで鬱状態から回復したかのように冷静で論理的でしっかりした発言だったので本当にびっくりでした。榎さんは480数ページでの登場でしたね。いつもと違うポジションにちょっと戸惑いましたけど、ファンの間では賛否両論ありそうですけど、わたし的にはこういうのもアリでした。
2006/10/04(Wed) posted by ソラチ
こんばんは♪
木場さん、出番少なかったですねえ。そのわりに、かっこよかったけど。
あと、京極堂の薀蓄が少なめだったかなあ。読み飛ばす人も結構いるそうですけど、あれすごく好きなんですよね。

と、ブツブツ言いつつも、やっぱり京極堂シリーズは面白い!と再確認できる1冊でした\(^▽^)/ 
2006/10/06(Fri) posted by かずは
こんばんは!!京極堂の薀蓄、やっぱり少なかったですよね。その分、関口君が饒舌でしたね。薀蓄、わたしは読み飛ばす事も多いんですけど読み飛ばすとわからなくなるんですよね。だから初読みの際だけはしっかり読んでるんですけど、楽しみにしていたので少し残念でした。表題の妖怪談義も関口君ではなくて京極堂に語って欲しかった。
2006/10/07(Sat) posted by ソラチ
はじめまして!
今回は関口氏が頑張ってるな。。。と思いつつ、いつもと違う&出番の少ない榎さんでちょっと淋しい思いでの読書と相成りました。
けど、登場するだけよいですね^^;

トラバさせてくださいね。
2006/10/10(Tue) posted by Ray
はじめまして。こんにちは!
榎さん、今回は木場並みの出番の少なさでしたね。榎さんの事件なのに。でも実は姑獲鳥や魍魎までの榎さんの方が好きなので、私はちょっと嬉しかったんですが。きっと間違いなく次回作以降、他の誰かの物語にスーパーハイテンションで登場するのでしょう。
2006/10/10(Tue) posted by ソラチ
こんにちは?
今回の前半は確かにワザと分かりにくく膨大な量にしてありましたが犯人?であろう人は今回も早い段階で分かってしまいましたね。が、後半は、サラッとしてまぁ良かったです。非常におっしゃってる事柄が的を得ており、私の感想と非常に似ているので驚きました。(全作の意見も含め)また、ぬえ〜についても楽しみにしております。
それでは、
2006/11/06(Mon) posted by 鶯谷
はじめまして!!
今回はメモ取りながらでなければ辛いかもと読んでから思いました。人名のトリックはトリ頭にはキビシイです。混乱必至ですね。他の感想読む限り賛否両論あるようですけど、2作続けて外れてしまったような気がしないでもないので、次に期待です。次回作が予告されていることが嬉しいですね。
2006/11/06(Mon) posted by ソラチ
ソラチさん こんにちは
御無沙汰しておりますがいかがお過ごしでしょうか 笑 遅まきながら、ようやく読みました!! 私的には前半から中盤が面白かった!!!
2009/10/18(Sun) posted by yori
yoriさん

こんばんは!!野球漬けでネットから落ちてました。。。
yoriさん、なぜ今頃・・と思いましたが(笑
次があるような新しいキャラクターや既存のキャラクターが大勢出ていて期待大ですね。
内容を結構忘れてしまいましたので、冬に再読してからyoriさんのブログにお邪魔します♪
2009/10/23(Fri) posted by ソラチ








Trackbacks
http://lovetom.jugem.jp/trackback/162
「邪魅の雫」京極夏彦
「邪魅の雫」…榎木津礼二郎の事件でした。(ネタバレしてます。)ミスリードに次ぐミスリード。宇都木実菜、真壁恵、原田美咲、ミナ、神埼礼子とは誰なのか。何者なのか。彼女たちを取り巻く男達。西田、大鷹、江藤、赤木、澤井の果たした役割は何だったのか。齟齬は積
| 読書とジャンプ | 2006/10/06 10:06 PM |
京極夏彦「邪魅の雫」
殺してやろう、と思った 江戸川、大磯、平塚、場所を変えて連続した毒殺事件が起きる 彼等につながりはあるのか?混乱を極める捜査陣達 いくつもの別々の世界で起きる事件  殺したのは誰なのか?殺されたのは誰なのか? その事件は重なりふたりの物語りになる
| 聞いてあげるよ君の話を | 2006/10/09 4:36 PM |
邪魅の雫/京極夏彦
 「殺してやろう」「死のうかな」「殺したよ」「殺されて仕舞いました」「俺は人殺しなんだ」「死んだのか」「―自首してください」「死ねばお終いなのだ」「ひとごろしは報いを受けねばならない」 昭和二十八年夏。江戸川、大磯、平塚と連鎖するかのように毒殺死体が
| Crescent Moon | 2006/10/10 12:55 AM |
邪魅の雫
京極夏彦 著
| Akira's VOICE | 2006/10/28 5:23 PM |
邪魅の雫 京極夏彦
ブックデザインは熊谷博人・釜津典之。カバーデザインは板野公一。カバー挿画は石黒亜矢子。組版レイアウトは京極夏彦。読んだ作品「姑獲鳥の夏」「魍魎の匣」「狂骨の夢」「鉄鼠の檻」「絡新婦の理」「塗仏の宴 宴の支度」「塗
| 粋な提案 | 2007/01/29 2:14 PM |
迷宮の断面
茶筒を正面から眺めた時、 長方形と答えることは間違いだろうか。 少なくとも正面から、という条件下では、 その解答は正解ではないまでも、間違いではない。 茶筒を上面から眺めた時、 円と答えることは間違いだろうか。 少なくとも上面から、という条件下では、 その
| 活字の砂漠で溺れたい | 2009/10/18 10:34 AM |
最近の記事
カテゴリ
検索
過去の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
みんなのブログポータルJUGEM(じゅげむ)