ながし読み日誌

文庫で読書。最近はハードボイルドに傾倒気味です。。
favorite recent entries 2009

スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

2010.04.07 Wednesday | posted by スポンサードリンク
- | permalink | - | -

ちんぷんかん/畠中恵

評価:
畠中 恵
新潮社
¥ 540
(2009-11-28)
ほんわりと...
「散ればこそいとど桜はめでたけれ 憂き世になにか久しかるべき」
流れゆくときの中で

しゃばけシリーズ第六弾「ちんぷんかん」ようやくの文庫化ですが、読了したのは1月頃だったような。。しゃばけ映画化の際に発売された「しゃばけ読本」にて、長崎屋の“火事”についてはネタバレされていましたが、これがそうだったか。「鬼と小鬼」「ちんぷんかん」「男ぶり」「今昔」「はるがいくよ」の5話が収録された短編集です。
read more...
2010.04.07 Wednesday 17:52 | posted by ソラチ
・ 畠中恵 | permalink | comments(5) | trackbacks(1)

うそうそ/畠中恵

評価:
畠中 恵
新潮社
(2008-11-27)
舞台設定の割には凡庸な出来
今回はちょっとイマイチ
今回は冒険活劇!
↑Amazonレビューの「今回はちょっとイマイチ」に残念ながら賛同。決して『日暮らし』を先に読んでしまったからではないと思いたい。ただ、久々の長編なのは嬉しいですね。そういえば、最近やってましたTV版は録画しましたがまだ見てません。

相変わらず病気がちな若旦那は、母親の鶴の一声で、箱根へ湯治へ行くことになる。初めての長旅にはしゃぐ若旦那と妖怪たち。しかし、若旦那を待っていたのは激しいアクションとスリル満点の冒険だった。

楽しいはずの湯治が、大変なことになり、若旦那は身を隠して逃げ回ることになるんですが、今回はじめて佐助のアクションシーンがあります!若旦那の感想通り、本当に強かったんだ・・という感動あり。シリーズファンにとっては嬉しい展開ですね。

物語としては、ゲストみたいなポジションでお比女ちゃんという少女が登場。彼女の成長物語でもあるんですが、ルパン映画版やTV版で登場するゲストみたいな印象で、しかも最初は可愛げのない女の子なので、そこに残念と思う人も多いかもしれない。実際そう思いましたし。見たいのは彼女の成長譚じゃなくて若旦那の方なんだと。ただ、最初はなぜこんな目に遭うのかわからないくらい酷い目に遭い続ける若旦那ですが、次第に謎がひとつずつ解け、やるべき目的が見つかるまでの過程は非常におもしろく、若旦那の冒険物語としては楽しく読めます。まあ、しゃばけシリーズのスペシャル版みたいなイメージで読めばしっくりくるかも。

文庫読みのくせにしゃばけ読本を買って読んでしまったので、ネタばれ満載で、あれ?“火事”の話じゃないのか??みたいな事も思ったりしたんですが、それはまた次なのかな。早く次の長編モノが読みたい。

JUGEMテーマ:読書
2008.12.19 Friday 23:22 | posted by ソラチ
・ 畠中恵 | permalink | comments(4) | trackbacks(1)

ゆめつげ/畠中恵

評価:
畠中 恵
角川グループパブリッシング
¥ 580
(2008-04-25)
Amazonおすすめ度:
幕末の神官
ちょっぴり辛口、でも楽しい
ファンタジーながらに濃いお話
書店で見つけてラッキーな一冊。文庫派なので、ハードカバー情報は軽くスルーしていました。しゃばけシリーズ以外の作品も書かれているのは知っていましたが、シリーズ外を読むのはこれが初めてです。

小さな神社で神官を務める兄弟。兄は「夢告」が得意だが役に立ったことがない。しかし、ある大きな社の神官から「夢告をして欲しい」との依頼がやってきた。5年前に家事で行方不明になった大店の息子を捜して欲しいというもの。礼金でなんとか神社を補修したい・・そんな気持ちで占いに出向いた先で二人は大きな事件に巻き込まれる。

冒頭、辻斬りに追いかけられるシーンで始まりますが、この時代(江戸です)は、辻斬りがまるで交通事故のような確立でありえることだったんだろうか。行方不明になった子供を捜す夢告が、いつしか辻斬りに追われて逃げる展開に変わるのは結構びっくり。兄弟ふたりの持つのほほんとした雰囲気とは別に、物語がどんどん緊張感溢れてゆくのは予想外でした。

設定もキャラクターもとても面白いけれど、ラスト、とても大風呂敷ひいてしまって大丈夫?という気もするようなしないような。「夢告」をする度に血を吐いたり死にそうになる兄者も、読書中は本当に心配で心配でおどおどしながら読んでいたんですが、今、冷静に振り返るとちょっと面白い。病弱な若旦那に、瀕死で占う神官。健康優良児を絵に描いたような主人公は、作者の好みじゃないのでしょうか(笑)。

この作品、本当に設定は面白いのに、命が尽きそうになる占いだけがとても残念でした。これでは先が持たないではないですか。せっかく良いキャラクターたちなのに、その設定だけで、シリーズ化できないだろうと思えて。これはシリーズで読みたいのになあ。

JUGEMテーマ:読書
2008.07.12 Saturday 19:50 | posted by ソラチ
・ 畠中恵 | permalink | comments(2) | trackbacks(1)

しゃばけ読本/畠中恵、柴田ゆう

評価:
畠中 恵,柴田 ゆう
新潮社
¥ 1,260
(2007-11)
「一番ですから!」
しゃばけシリーズファンにはおススメ♪
楽しい
ファンブック系なら買うのをよそうと思い手に取りましたが、作者のインタビューをはじめ柴田ゆうさんのイラストやキャラクターや製作秘話が掘り下げて書かれていて楽しい。何より北森鴻さんとの対談が決めてで買いました。北森鴻さん初めて見ましたが、素敵だ。。対談を読むと北森鴻さんはあくまでもミステリ作家の視点で作品を読むのだなあと感じなかなか面白かった。

というわけで、まあ一応公式ファンブックなのかな、しゃばけ読本。何よりスバラシイのはイラストの量です。文庫ユーザーにとっては見たこともないようなイラストが満載で、嬉しい。ハードカバーはこんなにイラストが多いのかと、4冊も文庫を買ってなんですが今更ちょっと後悔? それくらいイラストがいっぱいなのです。ハードカバーではなく「小説新潮」掲載時の挿絵なのかな。

「みぃつけた」にも様々な仕掛けがあるというネタも書かれていて、その仕掛けに関しても触れられていました。しゃばけ公式HP見てないせいでまったく気づかなかった。しかし、佐助、仁吉の子供時代のイラストは可愛いですね。もちろん若旦那も。ついでに長崎屋の間取り図もついていてこれまたファンには嬉しい一品。冒頭にはドラマの撮影現場の特集がありましたが、そういえばドラマはまだ見てないや。

JUGEMテーマ:読書
2008.01.03 Thursday 18:50 | posted by ソラチ
・ 畠中恵 | permalink | comments(2) | trackbacks(2)

おまけのこ/畠中恵

評価:
畠中 恵
新潮社
¥ 500
(2007-11)
心にグッときます。
おもしろかった
しゃばけシリーズ4作目・文庫化
文庫に落ちてたのでようやく読むことができました、しゃばけシリーズ第四弾!病弱な若旦那と妖怪たちの素敵なストーリー、今回も短編集だ!これまでの短編集よりずっと好きなんですが、心温まる系のストーリーが多かったかな。

妖怪にすら忌み嫌われている「こわい」、厚化粧がやめられないお雛の物語「畳紙」、障子に映る影の怪異の騒動を描いた「動く影」、若旦那が吉原の禿(かむろ)を足抜けさせる?「ありんすこく」、長崎屋の中で発生した盗難事件。手掛かりは鳴家?「おまけのこ」の全5話。

個人的には、1作目クラスの長編が読みたいんですが、完全に短編のペースになっている気が・・。どれもまた、いい話なのだ。そして今回は特に妖怪にポイントをあてた話が印象的。孤独な狐者異だったり、厚化粧のお雛の悩みを聞く屏風のぞきや、吉原の女の子を助けるために手伝った猫又、「おまけのこ」での鳴家の冒険。人の事件は勿論だけど妖目線で見られるものもあったので、また楽しい。

「動く影」では、病弱で寝てばかりの若旦那が地域の子供コミュニティに入り、みんなで一緒に正体がわからない影の謎を追う冒険譚が、可愛らしくも魅力的に描かれています。鳴家の「おまけのこ」もシリーズならではの楽しさ。

しゃばけシリーズでは「うそうそ」と「ちんぷんかん」がまだ文庫化されていないので未読ですが、「うそうそ」は長編なのかな? 別作品の「まんまこと」「つくもがみ貸します」にも当然興味津々。2008年も文庫化された順に読みますよ!

JUGEMテーマ:読書
2007.12.31 Monday 01:45 | posted by ソラチ
・ 畠中恵 | permalink | comments(0) | trackbacks(0)

みぃつけた/畠中恵

評価:
畠中 恵
新潮社
¥ 980
(2006-11-29)
親子で楽しめる絵本
大人向けの「しゃばけ絵本」
是非子供向けの絵本に!

「しゃばけ」シリーズを文庫で読んでいる人は世の中に大勢いると思いますが、この「みぃつけた」は文庫読みへの挑戦か!!と思われるような新作です。まず、絵本だし。絶対文庫化しないし。しかもサイズはハードカバーサイズだし。考えたな、新潮社。これで、やっぱりハードカバーで集めようと思ってしまう人も多いでしょう。。。。。。そういうわけで、「しゃばけ」シリーズの最新作の絵本を購入しました。933円と良心的なお値段ですが。

絵本なのでお話の内容は短すぎて書けないのだけれど、若だんなが5歳の頃のお話です。本のカバーを取るとなかなか素敵な装丁です。取らなくても可愛いし。柴田ゆうさんのイラストがとてもいいですが、シリーズファンとしては、あの妖怪やこの妖怪を挿絵の中に探すのも楽しい。「しゃばけ」では、5歳の頃に佐助と仁吉と出会っていて、昼間に妖と会うのは初めてみたいな書き方をされていた気がしますが、これは佐助や仁吉と会う前なのかな後なのかな。ともだちに関する話なので前だとは思うのだけど、かわいい話なのでまいいやという気もします。作家さんと挿絵画家さんの生年が紹介されていましたが、畠中恵さん、もっともっと若いと思っていたのでびっくりでした。

そういえば、「ねこのばば」にもあったけれど、家鳴のカレンダーの応募券が帯についていました。あまり切り取りたくないけれど送ってみてもいいかも。
2006.12.08 Friday 08:33 | posted by ソラチ
・ 畠中恵 | permalink | comments(0) | trackbacks(0)

ねこのばば/畠中恵

評価:
畠中 恵
新潮社
¥ 500
(2006-11)
今回は佐助の過去が
一太郎はコンサルタント向き!?
ミステリ的色彩がより濃厚に

柴田ゆうさんのステキ表紙が目印のしゃばけシリーズ第3弾。待望の文庫化です。本当に待ってました。病弱な若だんなと過保護な妖怪たちの探偵譚。今回は5話からなる短編集でした。

病弱なはずの若だんながなぜか絶好調でご飯をおかわりする変貌ぶりの「茶巾たまご」。あるお店のお嬢さんの死の謎と若だんなの好調の謎。絶好調なだけに外出して自ら探偵を試みます。若だんなが元気だったら結構アクティブなんだろうな、みたいな夢のようなお話。結局、躰が弱い事には変わりないんですが。ただ、お店を支えるための方法としてお嬢さんが考えた手段はもっともでしたが、当時そこまで考えが及んでいたのかはちょっと謎でした。併せ売りとか広告って非常に最近の商売感覚な気がしていたので。広告のルーツを辿ってみるのも面白いかも。

2話目「花かんざし」は、普通の人には見えないはずの家鳴を、むんずと掴んで放さない女の子・於りんちゃんの物語。言葉少なな於りんちゃんのキャラクターがすごくいい。迷子の於りんちゃんが「家に帰ったら殺される」と言い、於りんちゃんに肩入れしてしまった若だんなが彼女を助けるために奔走します。今回の短編集では若だんな、結構アクティブのようです。

3話目は表題作の「ねこのばば」、寺の松の木に色とりどりの巾着がぶらさがっているミステリー。妖怪退治で有名な寺に捕らわれた猫又を助け出しに行く若だんなは、猫又救出の条件にその謎を解く事になってしまいました。「茶巾たまご」もそうでしたけど、今回は、人を殺すと言う事、殺人者の気持ちなどがメインに書かれている気がします。

そして佐助のお話「産土」は、ドキドキすること請け合い。ご主人様目を覚まして、若だんな頑張って、誰か長崎屋を助けてー、仁吉は何をしてるの!!みたいな悲鳴を上げながら読んでましたけど。トリックよりもここに登場する妖怪が恐ろしいですね。カンの良い方なら途中でお話自体のトリックはわかるのでしょうが、私は始終ドキドキでした。もう。

最後は「たまやたまや」は、振って沸いたような三春屋のお春ちゃんの結婚話。その相手を見極めるべく若だんなは共も連れずにこっそり外出します。結婚相手とされる人の噂話を集めて、当の本人を追いかけているうちに侍に殴られ捕らえられてしまいます。アクションな上に監禁ですか!!本当に今作は始終アクティブな若だんな。こんな冒険してしまったら手代二人に怒られること必至です。しかも侍たちは若だんな達を殺害する気満々。これも結構ドキドキして読めますが、やっぱり最後はほんのり感動と若だんなの成長記録を見るような優しい話でした。
2006.12.05 Tuesday 08:02 | posted by ソラチ
・ 畠中恵 | permalink | comments(0) | trackbacks(0)

ぬしさまへ/畠中恵

評価:
畠中 恵
新潮社
¥ 500
(2005-11-26)
☆5つ
前作に増して軽快、愉快♪
魑魅魍魎好き

「しゃばけ」の続編で、病弱な若だんなと妖怪たちが活躍する時代ミステリ。今回は短編集です。

仁吉宛てに恋文を出した娘が殺害される。仁吉が容疑者に?「ぬしさまへ」、栄吉が作った菓子を食べて亡くなった老人。友人を救うべく若だんなが立ち上がる。「栄吉の菓子」、松之助が拾ったビードロが、苦しい奉公の中で彼を救った「空のビードロ」、新調した若だんなの布団から夜な夜な泣き声がする「四布の布団」、若だんなに薬を飲ませるために、仁吉が自身の恋を語る「仁吉の思い人」、気がつくと妖怪たちが一切消え、仁吉も佐吉も人間になっていたミステリー「虹を見し事」の全6作。

前作よりキャラクターが深く掘り下げられていて、不貞腐れる若だんなや過保護な家族・妖怪の面々が楽しい。キャラクターで楽しめるのはシリーズならではの醍醐味です。

どの話も甲乙つけがたく、軽快なノリの話がある反面、「空のビードロ」や「虹を見し事」のようなしんみり、じんわりくる話もあります。特に「虹を見し事」は、病弱な若だんなが何も出来ない自分を見つめ、過保護な周囲に甘えることなく自分の足で立とうとする素敵な話です。
2006.03.09 Thursday 22:16 | posted by ソラチ
・ 畠中恵 | permalink | comments(2) | trackbacks(0)

しゃばけ/畠中恵

評価:
畠中 恵
新潮社
¥ 540
(2004-03)
読みやすくおもしろい
江戸+妖怪+捕り物
ファンタジーノベル大賞の懐の深さ

病弱な大店の若だんなと人間に化けて若だんなを守る妖怪2人の時代ミステリ。

これは間違いなく本物だ。
こういう本に出会えるから、読書はやめられない。

病弱な若だんなの周りのキャラクターがとにかく面白く、様々な妖怪たちが感嘆には外出できない若だんなの代わりに、探偵します。つまり若だんなは安楽椅子探偵です。見どころはキュートな妖怪たちと、過保護な手代と両親、そして果敢な行動力を見せてリバウンドで頻繁に寝込む若だんな。優しくおだやかで、しかし利発でしっかりした若だんなの人となりが魅力的であり、やわらかく暖かい作品になっています。素敵な妖怪小説であり、ミステリです。若だんなの手となり足となる妖怪たちへの報酬が甘い菓子というのも好ましい。

宮部時代物が好きな人はたまらないかも。
2006.03.09 Thursday 22:13 | posted by ソラチ
・ 畠中恵 | permalink | comments(2) | trackbacks(1)
| 1/1PAGES |
最近の記事
カテゴリ
検索
過去の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
みんなのブログポータルJUGEM(じゅげむ)