ながし読み日誌

文庫で読書。最近はハードボイルドに傾倒気味です。。
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2010.04.07 Wednesday | posted by スポンサードリンク
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厭魅の如き憑くもの/三津田信三

評価:
三津田 信三
講談社
¥ 950
(2009-03-13)
地図が入りました
SAN値がゼロに

本ミスや様々な媒体で何度も目にして読みたくって仕方なかった「厭魅の如き憑くもの」ついに文庫化です!文庫化したのはちょっと前ですけど、寝かせていてようやく読書。読み始めたら早くて、かなり厚いにも関わらず一気読みでした。噂に違わず面白い。↑のAmazonレビューを見ると、文庫版のみ地図アリなのか。それは嬉しい。さらに嬉しいのが家系図がついていた事。なければ混乱必至。ところで、最初は通勤本にしてたんですが、表紙をめくると、表紙イラストの一部が折り返して見えるんですが、折り返し部分に女性の瞳が少し見えてそこはかとなく怖い。文章読んでいるのに、その折り返し部分が気になる。本文が怖くなればなるほど、折り返し部分が気になる。これ、計算ですか?

カカシ様を畏れ祀る神々櫛村。そこでは、谺呀治家と神櫛家、ふたつの旧家が村の頂点に君臨し微妙な関係を保っていた。民間伝承の調査のため村を訪れた作家の刀城言耶は、カカシ様にまつわる奇妙な怪異と連続怪死事件と出会う。
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2009.05.25 Monday 15:18 | posted by ソラチ
・ 三津田信三 | permalink | comments(0) | trackbacks(0)

忌館―ホラー作家の棲む家/三津田信三

評価:
三津田 信三
講談社
(2008-07-15)
うつし世は夢、夜の夢こそ真
北海道は寒いからもう読書の秋は終わったよ・・と思うようなまさかの大ブレーキ。なぜか読みにくかったのはカバン本にしていたからか。。もともと、ノンフィクションは読まないんですが、ノンフィクションタッチで始まる「ホラー作家の棲む家」改め「忌館」。噂の「厭魅の如き憑くもの」を読みたい一心で頑張って読書しました。読書って頑張るものじゃないですけど、基本的に怖いの苦手ですので・・。この努力は報われるのだろうな。

ホラー作家・三津田信三は、近所で見かけた朽ちた洋館に魅せられ、その家に引越しする。執筆活動は順調に進むが、洋館の秘密を追ううちに・・・。うまく説明できないですが、“幻のデビュー作”と銘うたれた作品。

古い洋館を舞台に小説を書いているうちに、自分が考えていたものとは作品がどんどん違っていって、それが実生活に次第とシンクロしてくる。これは怖いですね。作中作である言人くんバージョンの作品も秀逸なだけにそのシンクロが本当に怖い。また、模型の窓を塞いだら・・みたいなifは長く尾を引きそうな怖さですね。忘れた頃に夢に出そうだ。

諸外国のホラー作品やホラースポットに関する薀蓄も幾つか登場します。ホラーは避けて通っていたジャンルなので、どれも目新しい情報として楽しみましたが、複線だろうということは早い段階でわかってしまいます。でもこの作品の求心力はそこではなく、言人くんはどうなるのか、お兄ちゃんは何者なのか、三津田信三の前にあらわれた女性は何者なのか、作中作と現実世界とのリンクが見どころ。ホラー作品読書歴が薄っぺらい私でも面白く読めました。

余談ですけど、表紙の女性の美白が実は怖いですね。直視に耐えうるのが逆に嫌です。表紙の怖さは島田荘司「龍臥亭事件」(光文社文庫)の方がはるかに怖い。いまだに直視できないです。チラ見すらイヤダ。透明ブックカバーは付けられない、書店の紙のブックカバーをつけたくなるような恐怖絵です。「龍臥亭〜」はホラー小説じゃないんだけどなあ。

JUGEMテーマ:読書
2008.10.02 Thursday 14:12 | posted by ソラチ
・ 三津田信三 | permalink | comments(0) | trackbacks(0)

禍家/三津田信三

評価:
三津田 信三
光文社
¥ 600
(2007-07)
サービス精神満点のミステリ・ホラー
夏にピッタリの娯楽ホラー
真夜中に一人で読んでください
こんな怖い本読んだの久々ですよ!ホラージャンル自体久しぶりでした。2007年の本ミスで第三位に登場した「厭魅の如き憑くもの」は文庫落ちしたら絶対読もうと思っていたんですが、先にこれを文庫で見つけてしまった。三津田信三さんの作品は、初読みです。

両親が亡くなって、祖母と二人で郊外に引っ越した貢太郎は、初めて訪れた場所にも関わらず過去に訪れたかのような錯覚に襲われる。さらに、彼が住んでいる家では、次々と怪奇現象が発生する。友達になったばかりの礼奈とともに、デジャブと怪異の謎に挑む。

同じ家に住んでいるのに、祖母は何も感じないが、貢太郎にだけ怪異が襲う。何かが家の中を彷徨う音や気配が感じられたり、実際に存在しないはずのものが見えたり、さらには彼自身、何かに襲われたり・・。計り知れない恐怖と戦う12歳。私だったら気が狂ってしまいそうだ。この家ではいったい何があったのか、この町と自分はどんな因縁があるのか。とにかく王道のホラーを久々に読みました。

結末は論理的で、しかし、論理だけでは説明できないような因縁めいたものもあるので、こういう終わり方は嫌いではありません。ただ、誰も足を踏み入れない森。そこがもう少し深く物語の確信に踏み込んだり、社で奉られていたものに対してもっともっと説明があったりしても良かったのになあと思います。消化されずに適当な理由をつけてあっさり流された感じがして、ちょっと残念。

ホラーといえば記憶に残るのが、読了後に怖すぎてつい友達に電話してしまった綾辻行人「殺人鬼」、地に足のついた作品にも関わらず人間の恐怖を徹底的に追及した岩井志麻子「ぼっけえ、きょうてえ」の二作。怖がりなので、基本ホラー読みませんが、トラウマレベルのホラーではないにしても、押入れに隠れて息を殺すような恐怖、何かに怯えて逃げ惑う姿、ヒトではない何かが建物の中に居ると知っていて夜を過ごさなければならない恐怖など、恐怖を増幅させるような設定、演出がありホラー苦手なわたしにはキビシイ描写もありました。ただ、ホラー好きには物足りないのかなあ。先にあげた綾辻行人、岩井志麻子の二作の方が怖かったですし。

「厭魅の如き憑くもの」文庫化を前にして、「ホラー作家の棲む家」を改題して文庫化された「忌館」もゲットしましたので、カバン本の候補作として積読本のラックを温めております。「禍家」を読んだ限り、文体は嫌いじゃなかったので、読むのが楽しみですよ。

JUGEMテーマ:読書
2008.09.11 Thursday 00:30 | posted by ソラチ
・ 三津田信三 | permalink | comments(0) | trackbacks(0)
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