ながし読み日誌

文庫で読書。最近はハードボイルドに傾倒気味です。。
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2010.04.07 Wednesday | posted by スポンサードリンク
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神の守り人/上橋菜穂子

評価:
上橋 菜穂子
新潮社
¥ 540
(2009-07-28)
今回も素晴らしい!!
重いテーマ
その事情を知って、なお

評価:
上橋 菜穂子
新潮社
¥ 580
(2009-07-28)
バルサの情を感じる
ロタ王国に未来はあるのか
それぞれの決断

読了は8月上旬。久々の守り人シリーズ文庫新刊。今回はロタ王国が舞台です。前作「虚空の旅人」でロタ王国の名前が登場したようなしないような曖昧な記憶なんですが、なかなか大変なお国事情を抱えた舞台設定でした。

神の宿った少女アスラは周囲を切り裂く畏ろしい力を持った。彼女に出会ったバルサとタンダは、損得抜きに彼女を助けるために命をかける。守り人シリーズ第5弾。
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2009.08.17 Monday 18:54 | posted by ソラチ
・ 上橋菜穂子 | permalink | comments(0) | trackbacks(0)

虚空の旅人/上橋菜穂子

評価:
上橋 菜穂子
新潮社
¥ 620
(2008-07-29)
Amazonおすすめ度:
チャグムの成長ににんまり
今までとは違います。
力と虚空
文庫版最新刊で守り人シリーズ4作目です。中に入っていたチラシを見る限り、守り人シリーズは、今作を除いて残り3タイトル+外伝1作といったところらしい。これは寂しい情報です。しかも完結するらしいですし。完結って何? どこがゴール? 関係ないけど十二国記は??

隣国サンガル王国で新王即位の儀礼があり、来賓として招かれたチャグムとお供のシュガ。しかし、サンガル王国では、“ナユーグル・ライタの目”と呼ばれる、海の民に魂を奪われた少女が現われ、その期に乗じて国家転覆を図る輩が水面下で暗躍する。次々ときな臭い事件が発生し翻弄されるサンガル王家にチャグムは手を差し伸べられるのか。

サンガル王国は海の国で、様々なエリアが集合して形を成す諸国のようなもの。作品は、王宮に訪れているチャグムの視点と、海を漂う民“ラッシャロー”の少女の視点で展開する。今回はバルサやトロガイの助けを得られない。しかし、大変な苦難に直面する人を前にして、手を差し伸べずにいられない。一作目より少し大人になったチャグムの成長記みたいな側面もあり、なかなか妙な感じ。ただ、国としての危機度は過去最悪。大丈夫なのか、サンガル王国。

これまで、新ヨゴ皇国とカンバル王国のふたつの国しか登場しなかったこのシリーズですが、あらたに海の国・サンガル王国が登場し、さらに隣国諸国が幾つか明らかになり、敵対している国や大国ヨゴ皇国の存在も気になる。こんなに舞台を広げて、あと3タイトルで本編終了とは。。。大部分は積み残しですか。ただ、今後、新シリーズとして書かれる可能性もなくはないので今後の展開と新作に期待。まあ、文庫読みですから、出会えるのは途方もなく先なのでしょうが。

ところで、新潮社で「新刊お知らせメール」なるものが始まっていたらしい。出版社系のメルマガは講談社「ミステリーの館」と東京創元社の新刊情報だけ登録していましたが、なんともありがたいシステム。早速、上橋菜穂子先生を登録。これで守り人シリーズが漏れずに読めます!!便利ですね。

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2008.09.05 Friday 15:42 | posted by ソラチ
・ 上橋菜穂子 | permalink | comments(0) | trackbacks(1)

夢の守り人/上橋菜穂子

評価:
上橋 菜穂子
新潮社
¥ 580
(2007-12)
夢たちの記憶
夢の中で行き続けることが、人の夢なのだ
豹変しタンダ
守り人シリーズ第三弾。今回はタンダが大変なことになり、トロガイも大変なことになり、当然、バルサも大変なことになりまして、チャグムまでもが大変な状況に自ら飛び入りするような、新ヨゴ皇国オールスターのような作品でした。ただ、表紙のイラストのような色合いに包まれる作品。

人の夢を糧とするナユグの“花”、かつてトロガイが出会った花は、開花の時期に近づきどんどんその魔力を増してゆく。花に囚われたタンダを救い、正しく開花させるために奔走するトロガイとバルサ。そして謎の歌い手ユグノが全ての鍵を握る。

結局のところ、こいつがああだから皆大変な目に遭うのでは・・みたいなイライラもちょっとありますが、この作品自体が老呪術師トロガイの恋物語のような・・・。まあ綺麗な物語であるのは確かです。

サグとナユグが接する時は必ず大きな衝撃、いや軋轢かもしれない、何か大きなエネルギーが生まれるような気がするのは、既刊を読んでさすがに学習しました。随分と大げさで迷惑な開花で、かつてはトロガイもその開花に出会った事で人生が大きく変わった、そんな過去も語られます。怯えて現実から逃げようとするイノセントな歌い手ユグノが、何を選択するのか、どう変わっていくのかが見どころかもしれませんが、レギュラー陣はそのためにひたすら奔走し、タンダに至っては生命の危機に直面するわけですから、最後まで手に汗握る展開が続き、目が離せません。

一作目に登場した若き星読博士のシュガが、呪術にも関心を寄せ、ひそかにトロガイに師事していたこともシリーズとしては新しい展開。そして、タンダの一大事によって村人と呪術師の人間的な距離を感じた事も新しい発見でした。これからタンダが辿る道のりは本当に苦難の道に見える。まあ、まだシリーズ半ばですので、これから彼らがどういった異界のモノに出会うのかも楽しみです。次の「虚空の旅人」はチャグムですね!!

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2008.09.02 Tuesday 19:02 | posted by ソラチ
・ 上橋菜穂子 | permalink | comments(0) | trackbacks(1)

闇の守り人/上橋菜穂子

評価:
上橋 菜穂子
新潮社
¥ 620
(2007-06)
本物。間違いなくお勧め
魂の葛藤が描かれる
前作より深みと人間味を増した秀作
守り人シリーズ第二弾。このシリーズには、夜中でも読了したら続編をすぐに書店まで買いに行かせる魅力はあるみたい。幸い徒歩1分で書店がありますので、すぐに買いに行ったさ。続きがあるなら読むしかないでしょう。

養父ジグロの最期を伝えるため、バルサは生まれ故郷のカンバル王国へと25年ぶりに戻る決意をする。しかし、故郷での養父は汚名を着せられ、彼に対する酷い嘘がまかり通っていた。カンバル王国には二十年に一度の“ルイシャ贈りの儀式”が近づいていた。バルサは養父の汚名を晴らし、無事、儀式を見守る事ができるのか。

文庫既刊4作の中で一番好きです。前作同様、ここでもヒトには計り知れない精霊の世界があり、その世界と20年に一度触れ合うことで貧しい国は資源を得て成り立ってゆける。しかし、その精霊を冒涜するような考え方を持つわかりやすい時の権力者が、国の唯一の資源である精霊の世界との交わりを台無しにしようとしている。国の危機にバルサはどう立ち向かうのか、そして“ルイシャ贈りの儀式”の本当の姿とは何か。その答えが本当に素晴らしいものだった。

儀式だったり伝説は、現実世界でも普通にありますが、起源やその意味を忘れ去られるものが多い中、このファンタジーの世界ではしっかり意味を成している。そして、新ヨゴ皇国ではヤクーがかろうじてそうであったように、このカンバル王国では地の民が精霊を信じ精霊と触れ合う役割を持っている。ファンタジーの世界に没頭し、投影するものは読む人によって様々でしょうが、非常に教訓的で王道な作品でした。お見事。

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2008.09.01 Monday 07:49 | posted by ソラチ
・ 上橋菜穂子 | permalink | comments(0) | trackbacks(1)

精霊の守り人/上橋菜穂子

評価:
上橋 菜穂子
新潮社
¥ 580
(2007-03)
・∀・)ふんふん「精霊の守り人」
大人も納得のファンタジー
世界観のある読み応えのあるファンタジー
これも新潮社の夏の100冊のひとつ。上橋菜穂子さんの作品は初めて読みますし、ファンタジーというジャンルに明るくはないんですが、相当人気のシリーズと聞き、読む気になりました。

女用心棒のバルサは、ひょんなことから<新ヨゴ皇国>の第二皇子の命を救う。その礼に屋敷へと呼ばれたバルサは、二ノ妃から皇子チャグムを守り抜くよう託される。チャグムは精霊の卵を身に宿したとして帝から刺客を放たれ、精霊の卵を狙う魔物にも追われていた。“短槍遣い”のバルサは、呪術師と共にチャグムを守るために戦う。

読み始めた冒頭、正直最後まで読みきれるか、このシリーズに入り込めるのか不安になりました。十二国記のような緻密だが慣れた文章ではなく、ライトノベルのような軽さもない。さらにデル戦のような、文章の粗さもない。しかし、バルサとチャグムの旅が始まり、薬草師のタンダのもとに辿り着く頃にはもうこの世界観に呑まれていました。とても不思議な感じで油断ならない。。。文体は大人でも違和感なく読める出来になっています。

シリーズ一作目とあって、国の成り立ちに迫るような内容。ヨゴ皇国から移動してきた民と元々その地域でひっそり生きていた原住民・ヤクー。さらにはこの世界“サグ”と精霊の世界“ナユグ”が存在する。それはもう非のうちどころのないくらい綿密に作り上げられた揺るぎない世界観。慣れない単語が沢山登場し、最初は戸惑いますが、読み終わる頃にはもうサグの住人です。

見どころは、なんといってもオブラートに包むように王宮で育てられてきたチャグムが、逆恨みしたくなるような、自身に突然降りかかった苦境を理解し、納得し、前へ進もうとする点でしょう。そして、彼を守るバルサとタンダ、そして老呪術師トロガイの援護射撃がチームで何かを成し遂げようとする喜びを読者にも見せてくれる。バルサは、かつてのヒーローたちのような、全く傷つかずに一方的に強いのではなく、傷つくし怪我もする、しかし護る者があるという強さ。ひたすらカッコイイ。さらにそれをサポートするタンダと呪術師トロガイ。国のために作られた星読みよりも土着の呪術師の方が、世界を知り世界と触れ合っているという設定も本当に魅力的ですね。地に足をつけて生きるってすばらしい。

この守り人シリーズに溢れる神秘的な謎や出来事が、続編で続くと思うと嬉しい限り。「あなたはラッキーだ。私たちは、母国語で読める」恩田陸のコピーも印象的。確かに十二国記ほどの完成度やインパクトではないですが、十二国記に追随する傑作ファンタジーではあります。アニメ化されているみたいなので、映像でも見たい。

JUGEMテーマ:読書
2008.08.29 Friday 09:42 | posted by ソラチ
・ 上橋菜穂子 | permalink | comments(0) | trackbacks(1)
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