ながし読み日誌

文庫で読書。最近はハードボイルドに傾倒気味です。。
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2010.04.07 Wednesday | posted by スポンサードリンク
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失われた世界/コナン・ドイル

評価:
コナン・ドイル
東京創元社
¥ 630
(2000)
おもしろい名作!
冒険小説の古典的傑作
ジュラシックパークと似てるが・・・。

カテゴリとしては「海外ミステリ」じゃないけれど、海外作品なので、まいいか。今作は東京創元社文庫創刊50周年記念フェアの期間限定イラストカバーのバージョンで購入。↑Amazonで画像ないんですが、アランジ・アロンゾの目が死んでいる恐竜のイラストが表紙でした。他は今さら感があるものばかりで・・。面白い表紙だと思ったのが、D坂とフランケンシュタインでしょうか。D坂のイラストカバーはかなり良いですね。この機に購入して再読しても良いかもと思うくらい、気に入った表紙でした。また、記念冊子も無料配布されていて、多くの作家がコメントを寄せていて面白い。田中芳樹のコメントが素敵でした。プレゼントもやっているようですが、サイン色紙やブックカバー欲しいけど、帯を切るのはやはり抵抗がある。

女性に、命を賭けるような冒険に挑戦する人が素敵だ、と言われた新聞記者のマローンは、学会から爪弾きにされていたチャレンジャー教授に出会う。教授の主張する巨大生物が現在も生息しているという論理を実証するためのフィールドワークに参加する事になったマローンは、そこで恐ろしくも驚愕の世界を見て体験する事に。
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2009.05.17 Sunday 12:18 | posted by ソラチ
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あなたに不利な証拠として/ローリー・リン・ドラモンド

評価:
ローリー・リン・ドラモンド
早川書房
¥ 798
(2008-03)
これは傑作。表紙のセンスは疑問ですけど・・・。
淡々としたリアルな描写からヒロインたちの苦悩が切なく伝わる
このミス1位の作品で、各所で絶賛の嵐。タイトルもアメリカの映画やドラマでよく耳にするフレーズ。それはもう興味津々です。文庫化されるのわりと早かったですね!!久々の海外小説です。

5人の女性警官を描いた短編集ですが、ミステリだ!と期待して読んだのでミステリ要素が意外と薄く、拍子抜けしたのが第一印象。ただ、読み始めると吸い込まれるように読まされる感覚が不思議でした。リアルでシリアスなストーリーなのに淡々と語られるので、読む手が止まるようなことがない。傑作と断言できるほど味わえていないのかもしれないですが、記憶には確実に残る作品。

物語はキャサリン、リズ、モナ、キャシー、サラの5人に分けてそれぞれ短編が幾つか用意されているスタイル。冒頭のキャサリンが非常に印象的。一話目は犯人を射殺した事件について描かれ、強くてパーフェクトな女性警察官としての彼女が描かれますが、それ以上に二話目の「味、感触、視覚、音、匂い」が読後も一番印象にのこる作品でした。新人時代の彼女を描いた物ですが先輩警官から投げかけられる「きみの子供時代の音はなんだい?」という質問。それに対する答えが彼女のすべてでそれもまた格好良いのだ。ラストの「キャサリンへの挽歌」は後輩から見たキャサリンを描いたもの。この短編を読み終わった後にすぐにもう一度読み返してしまった。新人警官がどう現場に馴染んでゆくのかが描かれていて興味深いけれど、それまでの二作がキャサリンの目線で描かれていたため、別視点で他人としてキャサリンが描かれていることが新鮮でした。アメリカの警官がどういうものなのかを知るイントロダクション的なものとして描かれたであろうキャサリンの三話ですけど、読後も一番印象に残るのはキャサリンについてのこの三作品。これだけ読んでも良かったくらい強烈だった。

また、被害者サービスとして働き警察官になり、地域連絡官として住民からの再捜査依頼を処理するキャシー、女性警官であることに苦悩するサラの「生きている死者」「わたしがいた場所」が印象的。物語が重いのに読みやすいのが何より凄い。重くてキツイ話が前面に出てくるのではなく、あくまでも5人の女性それぞれをメインに描いているからか、読後に残ること、思うことの多い作品集でした。

JUGEMテーマ:読書
2008.05.08 Thursday 23:26 | posted by ソラチ
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長いお別れ/レイモンド・チャンドラー

評価:
レイモンド・チャンドラー,清水 俊二
早川書房
¥ 882
(1976-04)
フィリップ・マーロウは、“サムライ”だ!
秋の夜長のハードボイル再読【フィリップ・マーロウ】
蒸し暑さを吹き飛ばす芳香
読了まで本当に長くかかりました。名作ミステリとして有名な本書。ハヤカワの何かのランキングで1位でしたので購入したまま手付かずでした。出勤途中にある書店でずっと気になっていた赤い表紙に拳銃の絵の「ロング・グッドバイ」と同じ作品だとつい先頃判明しようやく読み始めたんですが。。。長かった。。

はじめて見る私立探偵・フィリップ・マーロウは想像以上にハードボイルドで、頭文字Vのもぐりの医者を捜して3人の医者に会いに行くシーンではひとりずつ喧嘩をふっかける様子がなんとも・・。たまたま出会い、浮浪者同然で行き倒れそうになっていた男性を救ったことから酒場で静かに肩を並べる仲になる。友人とも言える彼が、殺人の罪で追われ信じられない結末を迎える。それに納得できないマーロウは単独、殺人事件の真相究明に乗り出す。

わたし、ハードボイルドは好きですが、今までハードボイルドという言葉を履き違えていたのかもしれません。フィリップ・マーロウのハードボイルド加減はとにかく半端じゃない。色んな逆鱗を持っていて身分・立場に関係なく「脅す」「皮肉る」「喧嘩を売る」スキルを発揮し、時には暴力にも訴える。それも半分以上は計算ずくという所もあり頭の良さも抜群なんでしょう。確かに自分の信念を貫き通し、どんな誘惑にも金にも目もくれず、友人の名誉のためなら自分の身の危険も厭わない。カッコいいのでしょうが、生きにくいですね。

全体を通してとても印象に残るのが表現方法。章の終わりだけ拾って読んだとしても、こういう表現あまり見ないなあと思うくらいの比喩力、例えば「私はエリオットの詩集を買ってやろうといった。彼はすでに持っているといった」こんな感じで。読者の想像力、羨望、格好良さへの憧れ、みたいなものを試されるような。こういうジョークなのか格好よさなのかそういう表現方法をイキに読める力がまだまだ私には足りない。無念です。結局のところ、最後は作品タイトルと内容が合致して素敵なエンディングでしたけれども、最後まで人の名前があまり覚えられなかったり(ギャング付近など)存分に楽しめたとは言い難い。探偵マーロウの味を楽しめるにはまだまだ読書経験やもしかすると年齢がが足りないのでしょうか。。またリベンジできる機会があればと思います。
2007.06.15 Friday 22:30 | posted by ソラチ
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クリスマス・プレゼント/ジェフリー・ディーヴァー

評価:
ジェフリー ディーヴァー
文藝春秋
¥ 950
(2005-12)
どんでん返し入門書
ひねりがきいている
駄作無し

本当はクリスマスに読了する予定だったのに、作品数が多すぎて予定を大きく上回ってしまいました。全ての作品にどんでん返しが用意されている(らしい)ミステリのショート・ショート実に16編。読み応えがあります。そういえば今年読んだ海外作品はこれが最初かも。そして最後かも。このミス海外部門2位、「この文庫がすごい」でも紹介されていたような気が。。収録されている作品は以下のとおり。

ジョナサンがいない WITHOUT JONATHAN
ウィクエンダー THE WEEKENDER
サービス料として FOR SERVICES RENDERED
ビューティフル BEAUTIFUL
身代わり THE FALL GUY
見解 EYE TO EYE
三角関係 TRIANGLE
この世はすべてひとつの舞台 ALL THE WORLD'S A STAGE
釣り日和 GONE FISHING
ノクターン NOCTURNE
被包含犯罪 LESSER-INCLUDED OFFENSE
宛名のないカード THE BLANK CARD
クリスマス・プレゼント THE CHRISTMAS PRESENT
超越した愛 TOGETHER
パインクリークの未亡人 THE WIDOW OF PINE CREEK
ひざまずく兵士 THE KNEELING SOLDIER

全ての感想を書きたいところだけれど多いのでいくつかだけ。1話目「ジョナサンがいない」と最終話「ひざまずく兵士」は最初と最後の作品として最高。どちらも意表をつくどんでん返しあり。たたみかけるようなどんでん返しの連続だったのが「パインクリークの未亡人」、ショート・ショートとして見事なオチ、つまり好みの作品は「身代わり」「サービス料として」「釣り日和」でしょうか。特に「釣り日和」はやがて必ず訪れる破綻がありながらもその瞬間を描いたショート・ショートとしては本当に好みです。「被包含犯罪」は法廷モノでドキドキ緊迫感満点ですができるならもっと大きな(劇的な)演出が見たかったかな。

そして表題作の「クリスマス・プレゼント」、これだけが書き下ろしらしいんですが、なにしろこの作家さん初めて読むので。。。おそらくシリーズものなのではないのかな。特に探偵というわけではないけれど探偵ミステリ好きならたまらないでしょう。手足の不自由な名探偵が主人公の様子。その推理は「それだけでここまで辿り着ける!?」というびっくりな展開でしたが、早く助けて!!と読者が悲鳴を上げる最高のタイミングで助けが入ったり入らなかったりやっぱり王道とは理由があるからこその王道なのだと思いました。作品的にはどうなんだと思っても、一番印象に残り気になった作品。長編も読みたいなと思わせる作家さんでした。
2006.12.29 Friday 11:55 | posted by ソラチ
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