ながし読み日誌

文庫で読書。最近はハードボイルドに傾倒気味です。。
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2010.04.07 Wednesday | posted by スポンサードリンク
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さよなら妖精/米澤穂信

評価:
米澤 穂信
東京創元社
¥ 780
(2006-06-10)
本格推理小説だったのか!
マーヤというユーゴスラヴィアの女性キャラの魅力が、この作品を忘れがたいものにしている
絶賛の言葉しか出ません

紹介文を読んでもなかなか手が出しにくい、私の好みとはちょっと違いそうな作品だっただけに、読み始めるまでに時間がかかりました。面白そうなラインナップが積読本に揃ったので、万一ハズレな場合でもフォロー万全の体制で意を決して読書。結果的には、ハズレではなかったのでそこまで身構える必要はなかったんですが。

雨の日に出会った異国の少女・マーヤ。彼女と共に輝くような日々を過ごした少年・少女は、彼女が去った後に残された謎に挑む。
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2009.06.19 Friday 16:09 | posted by ソラチ
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秋期限定栗きんとん事件〈下〉/米澤穂信

評価:
米澤 穂信
東京創元社
¥ 609
(2009-03-05)
ワンパターン化してるかも
小鳩君に彼女が言った
オチが秀逸すぎる…

レビュー書くの忘れてました!!もう内容も結構忘れてきてしまっているので、今更感もあるんですが、とりあえず↑Amazonレビューの「上下に分ける必要なし」に賛同。

連続放火事件を追うあちこちの彼ら、その裏に見え隠れする小佐内さん。彼女をあぶりだすために小鳩くんがうつ手は?


以下、ネタバレ。
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2009.04.07 Tuesday 16:55 | posted by ソラチ
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秋期限定栗きんとん事件〈上〉/米澤穂信

評価:
米澤 穂信
東京創元社
¥ 609
(2009-02)
予想外の展開でしたが楽しかったです
期待を裏切らない内容でした
下巻が待ち遠しい

ネット落ちしている間に読了したのですが、下巻が出てしまってるよ!!早速買ったけれど未読のうちに上巻レビュー。

小佐内さんと袂を分かった小鳩くん。そんな彼に彼女ができました。そして小佐内さんにも・・。離れ離れの小佐内さんと小鳩くんを繋ぐ細い細い糸のようなものは、連続放火事件という剣呑なもの。小市民を目指す彼と彼女はどう事件と関わって向き合ってゆくのか。
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2009.03.15 Sunday 01:24 | posted by ソラチ
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クドリャフカの順番/米澤穂信

評価:
米澤 穂信
角川グループパブリッシング
¥ 660
(2008-05-24)
パズルミステリー
四人それぞれの“期待”がテーマ
古典部の活躍
読了はいつだったか忘却の彼方ですが、文庫版発売からかなり経っての読書だったように思います。購入当時は待ちに待った文庫版。人気の古典部シリーズ第三弾。ついに舞台はカンヤ祭です。

ついにこの日のために作成した文集『氷菓』が刷り上り、文化祭・通称“カンヤ祭”が始まる。しかし古典部にはそれはもう山のような問題に直面していた。「古典部を襲う“最悪”のトラブル!」帯の文句に偽りなし。同時に奇妙な連続盗難事件も発生し、古典部はその解明に部をあげて乗り出す!

いつもながら設定や所々の文体の面白さは良いですね。部員それぞれの文化祭での立ち居地も面白く、本筋とは別に、漫研のドタバタも学生っぽくていい。奉太郎の偶然から始まったわらしべっぷりも良いアクセントになっています。途中から摩耶香ちゃんのトラブルが非常に気になりますが、同時並行して発生する連続盗難事件も最初は主張浅めで、徐々に表舞台にあらわれてくる展開が読みやすかった。しかし、一番印象に残るのは古典部のアピールを理由にイベントへ参加しまくる里志くん。彼のクイズ大会での演説はこの作品一番の見どころですね!

米澤穂信の作品は設定や文章は面白いのにオチがやっつけな印象があったんですが、今回は、全体をゆるく書かれていた印象があって、オチも悪くないですし満足です。これくらいゆるい方がこの作家の作品は楽しめるのだ。さて、次回の古典部にどういうドラマが待っているのか今から楽しみです。

JUGEMテーマ:読書
2008.08.26 Tuesday 18:42 | posted by ソラチ
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犬はどこだ/米澤穂信

評価:
米澤 穂信
東京創元社
¥ 1,680
(2005-07-21)
〈紺屋S&R〉の初仕事
ラストはちょっとホラー?なミステリーです
紺屋S&R・開業
やー、これは面白いです。
ストーリーより文章の面白さに惚れました。

脱サラし故郷で犬捜し専門の探偵を行うことにした紺屋長一郎。しかし舞い込んで来た依頼は人捜しに古文書の謎解明。絵に描いたような探偵に憧れてやって来た後輩・ハンペーと共に挑んだ初仕事はやがてひとつの事件に行き着く。

俺は犬を探したいんだ!!という紺屋と、地味な調査ではなくドライマティーニを飲むようなカッコイイ探偵になりたいんだ!!というハンペーのジレンマがなんとも言えず面白い。理想と現実との差異に舌打ちしながらも冷静に事件と現状を分析するような文章が素敵です。ストーリーだけ追うなら失踪した女性の謎を追う、もしかしたらありきたりな物語かもしれません。でも、設定だったりそれこそ切れ味鋭い文章で大幅にカバー。文章面白ければどうにでもなるのだなあと思いました。ラストは顛末を匂わす程度だったのがちょっと残念でしたが。

作品の中でネットに関する内容が結構多く使われていて、ネットを利用しない人はわからない部分が多いだろうなと思いました。例えばコピペをわざわざコピー&ペーストと書くように、知らない人のための配慮って多くの本ではされていたと思うのですが、ことネットに関してはそういう配慮がいらなくなったのかなあと、時代の流れを感じました。alt+a、tab、ソースの内容チェックなど裏サイト探す常套手段も書かれていて、作者はどんなネット利用しているんだとちょっと笑えます。

前回読んだ著者の作品「愚者のエンドロール」では、密室の謎を前に「別にいいじゃない、鍵ぐらい」と言い放った女性が居て感動しましたが、今回はBBSのレス「そうですか」「そうですね」に爆笑。なんだろう、作者は淡白な人間なのか淡白な人間が好きなのか。こういうセンス大好きです。紺屋S&Rのお話は続編読みたい。ただ、シリーズになると彼らはずっと犬捜しできない気がしますが。
2007.03.17 Saturday 02:03 | posted by ソラチ
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愚者のエンドロール/米澤穂信

評価:
米澤 穂信
角川書店
¥ 560
(2002-07)
古典部第2弾。
読後はしっくりこないというのが本音
技術が無いとダメでした

「氷菓」に続く古典部シリーズ第二弾です。
薄さも手軽さもイイですね。
楽しく読めました。

高校の文化祭で、あるクラスが臨んだミステリのビデオ製作。殺人事件が発生したところで脚本担当の急病により撮影はストップしてしまう。完成までの期限も迫っている中、古典部の面々が解決編の推理に挑む。

解決編は脚本家の頭の中にだけあり、誰もそれを知るすべがない。そこでスタッフが出してきた解決編の案をオブザーバとして古典部が審査するというカタチは非常に面白いです。いつもなら、“読者への挑戦”系(実際には読者への挑戦はないです)は断固拒否の主義なんですが、出題編(とも取れる事件発生まで)がわりとあっさりだった事で、柄にもなく一緒になって考えてしまいました。辿り着いた答えは脚本家が考えたものとほぼ同じだったのですが、この場合、あまり素直には喜べません。なにしろ、脚本家はミステリの素人という設定なので。素人考えですか。。。いえ、私は素人同然ですけど、一応ミステリ好きなんだけどなあ。また、殺人現場の隣の部屋が鍵なしで開いた事も「使える!!」と鼻息荒くしてたんですけど・・。ホータローの導き出した答えは面白いものでしたが、3人目のホラー説をかかげてきた女学生。いいですね。密室全否定。むしろミステリ否定みたいな。こういうの大好きです。出題編の映像を見ている時の、古典部メンバー反応「館ものか!」「館ものなの?」というリアクション、ノリも大好きです。

途中、ヒントとして「シャーロック・ホームズの冒険」(新潮社文庫)のタイトルが登場し、一瞬だけ読書の手を休めて検証しようかという珍しく前向きな気も過ぎりましたが、まあ、調べなくて良かったかな。多分私にはわからなかったと思うので。シャーロック・ホームズは一番好きな名探偵なので、作中で「ホームズを読むのは素人だ」的な意見がありむむむと思いましたが、でもまあ初心者向けであるのは確かだ。「君はミステリーって言われたら、どんなのを想像する?」そんな質問もありましたが、私はシャーロック・ホームズと即答します。「ふっ、素人め」みたいな偏見も甘んじて受けても構わないくらい好きなんですけど、“ホームジスト”という単語は初耳。ホームズファンとしては見逃せない。。早速ぐぐってみたけれどよくわからない。シャーロキアンとは違うのか?ホームズファンのハイエンド?その昔、ホームズの研究本でシャーロキアンになるための試験問題みたいなものが載っていて心が折れた苦い記憶がよぎりました。わたしは熱心なファンでいいや。

ところで、最初と最後にチャットのログが載っていますが、誰が誰なのかという答えと、「ほうたる」は素直に面白い。結局のところ、出来不出来は別にしてかなり楽しんだ一冊でした。純粋に楽しかった。これくらい軽いミステリいいですね。
2006.11.11 Saturday 22:58 | posted by ソラチ
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氷菓/米澤穂信

評価:
米澤 穂信
角川書店
¥ 480
(2001-10)
日常の謎
大人向けの学園もの。
私には合わなかった

やらなくていいことはやらない――そんな枯れた“省エネ”人間の高校男子が主人公の青春?ミステリ。高校に入学した早々、卒業生の姉の鶴の一声で、部員がいないために廃部寸前だった古典部に入学することになった主人公・折木奉太郎。友人・知人も交えて4人となった古典部の面々が33年前に起きた出来事・ミステリーに迫る。

日常のささやかなミステリを交えながら、過去に起きた事件の真相に迫る短編連作のような長編。スタイルは「春季限定いちごタルト事件」と同じような感じです。よく言えば省エネ、悪く言えば合理主義、つまるところはナマケモノという主人公の主義は私と全く同じ。ただ、私はこんなに推理力ないですけど。日常のミステリを前に、主人公が真相に辿り着くのはかなり早い。今回に限っては、謎が提示されてからない知恵絞って考えてみましたがやっぱり何ひとつ真相に辿り着けませんでした。推理小説の探偵ってなんでこんなに頭がいいんでしょうね。非常に薄い本ですが、もとは取れる程度に楽しめます。面白いです。主人公の一人称が“俺”だったことにちょっと違和感というか驚き。“俺”のイメージとはそぐわない柔らかな作品でした。

そういえば“桁上がりの四名家”みたいな微妙な設定が登場しましたが、あまり作品に大きく関わらなかったです。今後利用されるんですよね?この設定。シリーズ続編が出るなら読んでみたい。本のタイトルも理由が明確だったので満足です。また、キャラクターの名前が非常に変わった名前が多いですが、やっぱり読者に印象的な名前でないと忘れられるから変わった名前なのかな、と今更ながら小説の基本中の基本みたいなことを思いました。名前といえば赤川次郎大先生は結構テキトーに名前つけてそうですけどね。

小説を読んで、この作家さんの感性やら何やらが自分に似てるだとか共通している部分があると感じる事は時折あることです。米澤穂信さんの初めて読んだ小説「春季限定いちごタルト事件」の時から感じていたのですが、この作品では特に、文章の構成、言葉の選び方、小説内での主人公の主義主張等に非常にシンクロしてしまい気持ち悪いような怖いような。錯覚かもしれませんが。いや錯覚でしょうけど。作品自体は平穏な小説ですし、私にはこんな素敵な作品は書けないですけど。この作家さんが何を見てどう感じて生きてきたのか、作家自身に関心があります。少なくとも同世代だろうな、きっと。そういえば、西尾維新のあの言葉遊びを、普段から同じような思考パターンなのでよくわかると言う稀な人間が身近に居ますが、やっぱり作品や思考パターンに共感を覚えることもあるんだろうな。

作者のあとがきで、話半ばになっていた駐車場の話が中途半端で気になる。オチは次回があったらまたってそれはないでしょう。
2006.10.09 Monday 23:15 | posted by ソラチ
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夏期限定トロピカルパフェ事件/米澤穂信

評価:
米澤 穂信
東京創元社
¥ 600
(2006-04-11)
前作より面白い
このせつなさは一体…。
ミステリ傑作だけど、ラストが辛すぎる作品

高校二年のほろ苦い夏の思い出って感じです。

貴重な夏休みを「小佐内スイーツセレクション・夏」に奪われる小鳩くん。甘味めぐりにつきあうハメになるきっかけも、事件の全貌を見ると愕然とする小佐内さんの黒々としたパワーも、パーフェクトです。本当に黒いな、小佐内さん。こういうヒト嫌いじゃないです。

夏っぽい色々な要素、例えば服装だったり食べ物だったり風景だったりが沢山描かれているけれど、ほろ苦い感じで終わるラストの二人もなかなか夏っぽくて良い。しかし、小市民を目指すという大義(笑)からかなり外れてしまったようで、そもそもそのコンセプトが重視されていなかった感じがして残念。

解説の小池啓介さんが書かれていた「実力ある作家に猶予は認められない」に賛同。次回作があるのかわからないけれど、あるなら次は秋なのかな。つい森博嗣の新刊より先に今作を読んでしまったくらい楽しみです。
2006.05.15 Monday 21:31 | posted by ソラチ
・ 米澤穂信 | permalink | comments(0) | trackbacks(0)

春期限定いちごタルト事件/米澤穂信

評価:
米澤 穂信
東京創元社
¥ 609
(2004-12-18)
小市民。
かわいく、こにくらしく、さりげない
空いた時間に デザートでも食べながらどうぞ

これは面白い!
以下、紹介文より。

小市民たるもの、日々を平穏に過ごす生活態度を獲得せんと希求し、それを妨げる事々に対しては断固として回避の立場を取るべし。賢しらに名探偵を気取るなどもってのほか。諦念と儀礼的無関心を心の中で育んで、そしていつか掴むんだ、あの小市民の星を!

小市民を目指す小鳩くんと小佐内さんの探偵譚。
読後、夜中なのに速攻二作目を買ってきてしまいました。
24時まで営業している本屋万歳。

各章の書き出しにとても力を入れているのが目に付いて、私も論文など書く時にオチはもちろん何より書き出しに全力を注ぐので、勝手に親近感を持ちました。文章も面白いけれど、何より目立つことを嫌い、小市民を目指すというコンセプトのもと、次々に小さな事件に遭遇しては解決し、目的から遠ざかっていく小鳩君と小佐内さんの懊悩が面白い。悩みは深く目標は遠い。。。なんてかわいい小説なんだ。当然、東京創元社らしいクオリティの高さです。

何事も笑ってやり過ごす小鳩君に、揉め事を徹底的に回避しようとする小佐内さん。平穏無事に生活してゆきたい小佐内さんが、高校入学直後に二度も生活指導室に呼ばれる憂き目に遭ってしまうのもまた面白い。彼ら彼女らが今後どのように小市民への道を辿るのか気になります。楽しみなシリーズが増えて嬉しい限り。
2006.05.15 Monday 12:52 | posted by ソラチ
・ 米澤穂信 | permalink | comments(0) | trackbacks(0)
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