ながし読み日誌

文庫で読書。最近はハードボイルドに傾倒気味です。。
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2010.04.07 Wednesday | posted by スポンサードリンク
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ガダラの豚/中島らも

評価:
中島 らも
集英社
¥ 510
(1996-05)
膨大な参考文献に支えられたリアルさ
不世出の天才
最高でしょう

評価:
中島 らも
集英社
¥ 590
(1996-05)
らも氏の力で読む手が止められない
日本が世界に誇れる冒険小説
1巻から一挙に読めるおもしろさ

評価:
中島 らも
集英社
¥ 530
(1996-05)
”豚”は何だったのか
少し収集がつかなくなってきた巻
それでもやっぱり★5つ

らも全開!!

10年ぶりくらいの再読ですが、すっかり忘れていたので面白い、面白い!
協会外から推理作家協会賞を堂々と受賞した中島らもの傑作です。
文章もストーリーも笑いも中島らも全開でした。

呪術を研究する学者・大生部教授。研究費を捻出するためにタレント教授として身を削るが、TVの企画で念願のアフリカ・ケニアへフィールドワークに行くチャンスが巡ってくる。呪術医の村で待っていたのは呪術師バキルとの壮絶な闘いだった。

一応ミステリですが、中島らもらしく、ダメなオヤジが頑張るエンターテイメントに仕上がってました。おっさん書かせたら最高です、大好きです。超能力なんて本当にあるのか、そんな論議から始まり、アフリカでのサバイバル、底知れない大呪術師との命がけのバトル、ついでに家族の信頼を取り戻す頑張るパパみたいなおまけもついて盛りだくさん。他愛のないジョークも、無駄話も、ともすれば欠伸が出そうな学術的な討論でさえ中島らもにかかればここまで面白く読めるのかと改めて感動。冒頭の、坊さんが話している落語は、無知ゆえに笑いどころが全くわからなかったのですが。呪術医とは何ぞやから始まる文化人類学や民俗学ネタもたまらなく面白い。主人公が禿げたアル中のおっさんでなければ、メディアミックスされてもさぞかし楽しめただろう。前にハマった「ARMS」なんてメじゃないです。駄目なおっさんが主人公だからこの小説ではいいのだけれど。
2006.09.22 Friday 16:29 | posted by ソラチ
・ 中島らも | permalink | comments(0) | trackbacks(0)

白いメリーさん/中島らも

評価:
中島 らも
講談社
¥ 470
(1997-08)
中島らもの才能がわかりました
鬼才中島らもが贈る摩訶不思議な短編集。
らもさんお得意の短編集。

中島らもの傑作小品集。
本当に傑作。
このクオリティは稀です。滅多に味わえない。

最初に読んだのは随分前で「日の出通り商店街 いきいきデー」と「ラブ・イン・エレベーター」の2作に強い印象があったが、今回再読してみるとどれも甲乙つけがたく素晴らしい文学作品。しかしどれもやっぱり中島らも。男性であることが羨ましくなるような女性である事が疎ましく思うような、彼にしか書けないだろう作品ばかりでした。

やはり強烈なのは、殺し合いが公然と許される「日の出通り商店街 いきいきデー」。いきいきデーの理由付けとして、結婚して子供ができれば男は要らなくなる、というもの。実際そんなことはないと信じたいが、歳をとりふとそう思う瞬間が誰にもあるのかもしれないし、そんな虚しさを、様々な職種が集まる商店街を舞台に軽快なバトルとしてそれこそイキイキと書ききったのが凄い。坊主強え、医者って卑怯だよ、等と楽しくも読める。商店街つながりで秋本治の「Mr.クリス」を思い出した。

また、再読して今回気になったのが「白髪急行」「夜走る人」の2作。「このまま、目が醒めなければいいのに」という感覚。泣きそうです。全編通して、40代、50代の男性が感じているだろうもの、世界を書いているようで、中島らもという作家がおそらく気負わずに等身大で書いた作品群なんだろうなと感じました。「ラブ・イン・エレベーター」は短編の最後に持ってくる作品として最高だと思います。

1作1作読み終える度に違う読後感があり、娯楽作品のはずの小説なのにそれぞれ訴えるもの、むしろ感じるものがいっぱいある。これらが1冊の本になっていてまして448円という安値で味わえるなんて信じられない。本の値段を気にしたのも京極以来だ。作者の急逝が今なお残念でなりません。
2006.05.08 Monday 11:15 | posted by ソラチ
・ 中島らも | permalink | comments(2) | trackbacks(0)
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